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知取気亭主人の四方山話
 

『趣味』

 

2011年6月1日

「あなたの趣味は何ですか?」と問われて、「スポーツ」とか「ローカル線の旅」、或いは「プラモデルを作ること」等、直ぐに答えられる趣味を持っている人が沢山いる一方で、「ボーッとしているのが好きなので、コレと言った趣味はありません」と答える人も結構いるだろう。私なども、どちらかと言うと即答できる趣味があるわけではないが、よくよく考えると近所の人よりも明らかに掛けてきた時間が長い、と思われるものが幾つかある。例えば、キャンプであったり、バーベキューであったり、毎週書いているこのエッセイだったりするわけだが、何故そう答えられるかと言えば、近所の人達の趣味がハッキリしているからに他ならない。

 

「向こう三軒両隣」とよく言われているが、斜め前のAさんは「菊作り」が趣味で、毎年多くの種類の、そして見事なまでの大輪の花を咲かせ、我々隣近所の目を楽しませてくれている。品評会に出すほどの腕前で、その出来栄えはうっとり見とれるほどである。休みの時によく目にする丹精の込め方は、まるで幼児を慈しむ様だ。ズボラな世話しかできない私からすると、Aさんの菊作りは明らかに趣味の域を超えている。

お向かいのBさんは、大型バイクのツーリングが趣味だと分かる。最近はあまり音がしなくなったが、以前は休みの時など、あの独特なエンジン音を響かせてツーリングに出かけたり、手入れをしていたりする姿をよく見かけたものだ。最近、また時々耳にするようになったが、手入れをしている時などに見せる眼差しは、愛しさに溢れ、「これが私の趣味です」と言わんばかりで、非常に分かり易い。

また、お隣のCさんは野球大好き人間だ。長年高校野球に関わっていることもあって、休日は殆ど出ずっぱりのようだ。監督や部長を務めていたことも含め、野球、特に高校野球への思いれは人一倍強い。時々、お向かいさんを含めて3軒で飲む機会があるのだが、その時の会話から良く分かる。「指導者」という意味からすれば、Cさんにとっての野球は、趣味というよりは「プロ」と呼ぶべきなのかもしれない。

更に、Cさんのお隣のDさんは、定年まで携わっていた映像関係の職業を半分趣味としてやっておられるようだし、紹介したご近所いずれ方も、その趣味がハッキリしている。そして、私事に戻るのだが、今紹介した皆さんの趣味がハッキリしているだけに、私が多少なりとも時間を掛けて楽しんでいるものとは明らかに異なっていることが分かる。さすれば、熱中度合いがご近所さんよりも低いとしても、他人よりもそのことを楽しんでいれば、それを「趣味」と呼んでもいいのではないだろうか。

 

ここまで書いて、そう言えば他人ばかりでなく家族の中でも私と楽しんでいるものが違うことを、最近痛感させられたものがある。それは、家内のビデオ鑑賞だ。特に、「遅れてきた韓流ブーム」ではないけれど、最近韓国のビデオ映画にはまっている。しかも、どこまで続くのだろうかと思うほど長い話のビデオで、家内以外の家族もおのずと影響を受けているところが、何ともに言い難いのだが……。

今、1本目を見終わり、2本目の超大作にはまっているのだが、どちらもご近所からのご推薦だというところが心憎い。1本目は、随分前にお隣さんから推薦されていたドラマで、――私達家族は知らないのだが――韓国医学の礎を築いたと言われている「ホジュン」を描いた作品だ。その名も「ホジュン」という。韓国では大人気だったらしい。成程、一旦見始めると、連続して観ていない私でも続きが気になって仕方がない。そして、今家内ばかりでなく私も次女も気がそそられている2本目は、「高句麗」を建国した人物を描いた「チュモン」である。兎に角長い。何話まであるのか確かめてはいないが、恐らく80話前後はありそうである。それを、コツコツと観賞しているのだ。そして、家族に粗筋を説明してくれる。もっとも、我々が尋ねるからに他ならないのだが……。

家内に洋裁や読書等の趣味が有ることは知っていたが、これだけ時間を掛けのめり込んでいると言う事は、この韓流大河ドラマ鑑賞も、れっきとした「趣味」と言ってもいい。ただ、紹介してくれたお向かいの奥さんからは、こんな長編ドラマなのに、「三度見なければ分からない」というご指導を受けているらしい。私も次女も楽しませては貰っているものの、「三度…」と聞くと、少々心配になっているのだが……。

【文責:知取気亭主人】

 


手当たり次第に撮る写真も趣味と言えば趣味かな?  
 

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