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知取気亭主人の四方山話
 

『暑さのせいですか?』

 

2011年7月13日

9日の土曜日、九州、北陸、関東甲信越の梅雨明けが発表された。随分と早い梅雨明けである。九州では10日、北陸では15日も、関東甲信越でも12日例年より早い梅雨明けだという。そして明けた途端に、日本列島をすっぽりと熱波が覆い、どこもかしこも30度を超す暑さだ。猛暑日を記録した各地の名前も報道されているが、知名度は上がっても住民にとっては有難くもない事だろう、と気の毒になってしまう。

6月の暑さも相当なものだったが、梅雨明けの声を聞いた途端にこの猛暑では、これから先が思いやられる。しかも、これだけ暑いと、お年寄りや幼児のいる家庭では熱中症対策もしなければならず、「節電」もままならないのではないかと思う。くれぐれも無理はしないでいただきたい。

 

無理にクーラーを止めたり、高い温度に設定したりして高温多湿の室内にいると、熱中症に罹らないまでも、頭がボーッとしてくる。そして、考えていることがまとまらなかったり、注意力が散漫になったり、時には大事な判断を誤ってしまうことさえある。これは持論であるが、こういった症状が出るのは、特に忙しい人に多いのではないかと思う。

物事を必死で考えていると、血流が活発になり脳が熱を帯びてくる。“あてずっぽう”で言わせてもらえば、その“熱を帯びた頭”を高温多湿の環境の中に長時間置き留めると、きっとオーバーヒート状態になり適切な判断が出来なくなってしまうのだ。それは、元々頭の回転スピードがごくごく普通の我々凡人だけの事と思っていたのだが、品のないヤジを飛ばす時や、国家・国民そっちのけの党利党略で議論する時には何故か頭の回転がすこぶる速くなる、国会議員の先生方もどうやら同じらしい。

暑さのためとは言え、国会議員が適切な判断を出来ない状態になるとは、有ってはならない事だ。しかも、そのお方が時の大臣ともなれば、その影響は先生本人にとどまらず、広く国家・国民に及ぶことになる。そんな先生に国政をお任せしなければならないとは悲しいばかりだが、日本はそんなに人材がいないのだろうか?

ただ、必死で物事を考えていたかどうかは疑わしい。むしろ何も考えていなくて暑さにやられたのかもしれない。イヤ、もっと言わせてもらえば、暑さにやられる前からの資質だったのかも知れない。皆さんは、「あの人もそうだ、この人もそうだ」と沢山の政治家の顔を思い浮かべたことだろう。実際、与党を見ても野党を見ても、当てはまる先生はぞろぞろと出て来てしまう。「末は博士か大臣か」と言われたときもあったのに、政治家も地に落ちたものである。そんな中でも、最近首相以外で特に目を引いたのが、松本龍前震災復興担当大臣(以後、復興相)だ。

 

6月27日に就任したばかりの松本復興相は、期待されたその手腕を発揮する間も無く、短命大臣お決まりの舌禍で、自らの幕引きをしてしまった。岩手・宮城両県への訪問時に「知恵を出さない奴は助けない」とか「お客さんが来るときは、自分が入ってから呼べ」などと発した暴言の責任を取り、就任後僅か9日で辞任してしまった。余りの早さに、「前」と付けるのが気恥ずかしくなってしまう程だ。それにしても、あの暴言というかあの放言、自分を何様だと思っているのだろうか。仮に、両知事と顔見知りで、“ため口”をきけるほど親しい間柄だったとしても、親しき仲にも礼儀ありである。そこはしっかりとわきまえてもらわないといけない。ましてや、「長幼の序」とのたまわっているのだから……。

ため口をきけるほど親しい間柄だったかどうかは知らないが、一体何がそうさせたのだろうか。「大臣になれば多少の暴言・放言も許される」と思いこんでしまったのか、テレビ放映されているのも拘わらず、あろう事か「オフレコ発言」も飛び出し、視聴者のみならず現場に居合わせた報道関係者もさぞやビックリしたことだろう。何せその後に、「オフレコを書いたらその社は終わりだから」と続けたというのだ。これは、れっきとした恫喝だ。その恫喝を、我々が選んだ政治家が、公の場で堂々と、悪びれる所もなく言うのだから驚いてしまう。選挙運動の時には絶対見せない威圧的な態度だ。「威あって猛からず」とは程遠い。選挙の時にはもっと謙虚だったはずなのだが……。

 

一体、選挙の時のあの謙虚さはどこに行ってしまったのだろうか。

 「松本先生、暑さのためですか?」

 「それとも地ですか?」

ついでに、全ての国会議員に尋ねてみるか!

 「先生方、大事なのは国民ですか?」

 「それとも我が身ですか?」 

【文責:知取気亭主人】
  


9日に見た今年初めての入道雲
 

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