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知取気亭主人の四方山話
 

『明けましておめでとうございます』

 

2014年1月1日

明けましておめでとうございます。旧年中は“いさぼう”ならびに“四方山話”をご愛顧賜り、誠に有り難うございました。2003年6月にスタートしました“四方山話”も回を重ね、今回で547話目になりました。数えてみたところ、今年は四方山話を公開している水曜日が53回ありますから、何事も無ければ、来年の第一話が区切りの600話目となります。手前味噌ではありますが、結構凄い事ですね。これも一重に、厳しくも愛情溢れる家族の助言と、毎回赤ペンを入れてくれている頼りになる仲間、そして何と言っても皆様のご愛読・ご声援の賜物、と深く感謝しております。改めて厚く御礼申し上げますとともに、本年もご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。

さて、今年はどんな年になるのだろうか。一昨年暮れに発足した安倍政権が打ち出したアベノミクスは、一定の景気浮揚効果を上げ、日本経済は久し振りに明るさを取り戻しつつある。しかし、先行きはまだまだ不透明だ。特に、今年の4月から消費税が8%に引き上げられることが決まっており、これにより、折角上向いてきた景気が一気に減速するのではないか、との見方も強い。減税や大型補正予算により景気は減速させない、と強気発言をしているが、正直、不安は払拭されないでいる。

また、今年の3月で丸3年が過ぎようとしているのに、目立った姿が見えてこない震災復興も心配だ。毎年書いているのだが、政治家は襟を正し国家・国民のために働いてもらいたい、と切に願っている。さて、どうなることやら……。

と正月早々心配していても始まらない。年の初めに心配事の全てを笑い飛ばしてしまえば、きっと一年笑って過ごせるに違いない、と思うことにしている。「笑う門には福来る」である。そんな私の大好きな諺を信じて、今年も大いに笑い、襲い来る諸々の疫病神を「ワッハッハッ!」と笑い飛ばしてやろうではないか。

そこで2014年のスタートに当たり、2007年以来恒例となった「なぞ掛け問答」を作ってみた。「○○と掛けて、△△と解く、その心は……」というやつだ。お題は、正月にちなんだ「注連飾り(しめかざり)」と、今年の干支の「(うま)」とした。どこまで笑って頂けるか甚だ不安だが、今年のなぞ掛け問答を、それではご堪能あれ!

まずは「注連飾り(しめかざり)」をご披露しよう。

「注連飾り」と掛けて、「横綱の土俵入り」と解く。

その心は、「注連縄が無いと形になりません」

「注連飾り」と掛けて、「東京オリンピックの会場となった体育館」と解く。

その心は、「代々(ダイダイ)が付いています」

「注連飾り」と掛けて、「大勢人が集まるところの男子トイレ」と解く。

その心は、「大もあれば小もあります」

「注連飾り」と掛けて、「表札」と解く。

その心は、「裏口で見かけることはありません」

「注連飾り」と掛けて、「門松」と解く。

その心は、「“お”が付くとチョッと変です」

次は、「午(うま)」だ。

「午」と掛けて、「義経のひよどり越え」と解く。

その心は、「ウシでは絵になりません」

「午」と掛けて、「お婆さん」と解く。

その心は、「この漢字が後ろに付いた女性はとても活発です」

(“お転婆”と“じゃじゃ馬”)

「午」と掛けて、「会費制飲み会の幹事」と解く。

その心は、「足(脚)を出すとドン引きされます」

(馬脚を現す)

「午」と掛けて、「世界遺産に登録された富士山」と解く。

その心は、「逆さに見えても喜ばれます」

(左馬;逆さ文字)

「午」と掛けて、「短距離界の王者、ウサイン・ボルト」と解く。

その心は、「泳ぐより走る姿の方がさまになります」

お後がよろしいようで……。

【文責:知取気亭主人】

  

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