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知取気亭主人の四方山話
 

『お芋掘ったぞー!』

 

2018年9月26日

自然界は、凄い生命力を持った生き物に溢れている。どんなに厳しい環境の下でも、何とか子孫を残そうと懸命なのだ。その懸命さが生命力に表れているのだろう、我々人間からすると“もうダメだろう”と思われる厳しい状況になっても、“どっこい生きている”と驚かされる生物が実に多い。実物を見た訳ではないが、以前にもこの四方山話に登場させたことがあるクマムシなどは、その最強生物のひとつだと言われている。何しろ、強烈な紫外線の中でも死なないというのだから恐れ入る。そんなクマムシは特例中の特例としても、人間に比べたら数倍も生命力がある生物はごまんといる。勿論それは植物にも、である。

家庭菜園用に僅かばかりの野菜の苗を買ってきたのは、確か五月の大型連休終盤だったと思う。その時一緒に、生まれて初めてサツマイモの苗も1株買ってきた。庭に作った幅約40センチ、長さ約3メートルの猫の額ほどの花壇に植えてみようと考えたのだ。しかし、それを言うと、家内から「日当たりが悪いからできないんじゃない?」と疑問の返事が返ってきた。しかし、思い込んだらなかなか自説を曲げない私のこと、「でも、もし収穫出来たら孫たちも喜ぶからやってみようや!」と半ば強制的に買ってきた。そう言ってはみたものの、言い出しっぺ故に、植え付けや世話は当然私が責任を持ってやらないといけない、と気が付いた。内心、「しまった!」と思ったのだが、後の祭りである。

そんな心模様を読み取られまいと、家に着くと直ぐに苗に付いていた説明書をいそいそと手に取り読み始めた。そして、最低限の注意事項を頭に入れた、つもりであった。ところが、読んだ記憶はどこへやら、一番大事な植え付けをすっかり忘れてしまったのだ。説明書き通りに株分けをやった後、湿らした新聞紙にくるんで暗い所に置いたまでは良かったのだが、説明書きの「5日後ぐらいに植え付け」を優に過ぎ、気が付いた時には、5本に分けた苗の内1本を残し残りはすっかりしおれて半枯れ状態だ。内心もうダメかなと思ったが、それでもこのまま諦めるわけにはいかない。

「枯れている様にも見えるから根ついてくれないかもしれない」と、いざという時のための保険の言葉を家内に掛け、植え付けた。植え付けが終わり、水をやりながら半分枯れかけた葉っぱしかない苗を見ていると、1本だけでも生育してくれれば成功かな、と思えてきた。それほど苗のダメージは大きかった。ところが、である。あの灼熱の夏も無事生き抜き、どの苗も枯れるどころか、花壇を覆い尽くすほど逞しく生育してくれた(P-1参照)。後は、待望の芋ができているかどうかである。

芋づるは立派に成長しているのを前日に再確認した23日の日曜日、孫娘の誕生会の一大イベント(?)として、芋掘り大会を挙行した。何せ初めての挑戦だ。芋ができているか心配でならない。心の中で「一つだけでも良いから付いていてくれ!」と神頼みをしながら、芋づるをかき分け少しだけ掘ってみた。果たせるかな、予想以上に大きな芋が見える。思わず、「あるぞ!」と叫んでしまった。その声を聞いた息子たち家族が、一斉に群がり掘り始めた。その時の様子がP-2だ。大人も子供も夢中になっている。私が思い描いていた光景だ。苗を買った時に発した、「でも、もし収穫出来たら孫たちも喜ぶからやってみようや!」が成功した瞬間だ。一番下の孫娘も、手渡されたお芋を持ってご満悦である(P-3)。

P-1
P-1
P-2
P-2
P-3
P-3
P-4
P-4

それにしても、植物の生命力は凄いものだ。てっきりダメかと思っていたのだが、ものの見事に全ての苗が生きていた。P-4のように、一つ一つは大きくはないのだがたくさん実っている苗もある。こうした生命力があるからこそ、私の様など素人が栽培しても、何とか食べられる実を付けてくれたのだろう。今回はサツマイモが持つ生命力に助けられた。ただ、今回の収穫時期はちょっと早すぎたらしい。下の写真(P-5)に写っているのが今回の収穫全量だが、本来であればもっと大きなものがたくさん収穫できたのではないかと思っている。来年こそは大豊作にするぞ!

【文責:知取気亭主人】

P-5
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