2019年1月9日
旧年中は“いさぼう”ならびに“四方山話”をご愛顧賜り、誠に有り難うございました。早いもので、16年前にスタートした“四方山話”も回を重ね、昨年の暮れには目出度く800話の大台を超えました。始めた当初はこんなに続くとは思ってもみなかったのですが、我ながら良く続いているものだと感心しています。これも一重に、厳しくも愛情溢れる家族の助言と、毎回赤ペンを入れてくれている頼りになる仲間、そして何と言っても皆様のご愛読・ご声援の賜物、と深く感謝しております。改めて厚く御礼申し上げますとともに、本年もご愛読のほどよろしくお願い申し上げます。なお、従来であれば1月2日が新年の第一話になる筈でしたが、今年は働き方改革元年になるということで、この四方山話も、勝手ながら正月三が日は筆休めすることにいたしました。

さて、今年はどんな年になるのだろうか。国内に関する大きな関心事は、5月1日からスタートする新元号と、10月に税率が10%に引き上げられる予定の消費税問題であろう。新元号の名称は4月1日の発表まで待つことになるわけだが、さてどんな元号になるのか、官庁に出す諸手続きに関係するだけに気になる。また、消費税率引き上げによる消費の落ち込みは、どの程度で収まってくれるのだろう。冷え込みを感じなければいいのだが…。
一方、世界を見渡すと波乱含みの国際関係が目白押しだ。昨年から続く米中の貿易戦争の行方やイギリスのEU離脱問題、身近なところでは日韓に暗雲をもたらしている韓国駆逐艦によるレーダー照射問題など、泥沼化が危惧される難問が山積している。政治的にも経済的にも平和裏に解決されることを望むところだが、果たしてどうなることやら…。
そんなことを考えると、今年もどうやら、世界各国の丁々発止の外交戦をハラハラ・ドキドキしながら見守ることになりそうだ。しかし、心配ばかりでは寿命が縮む。それよりは、年の初めに心配事の全てを笑い飛ばしてしまえば、きっと一年笑って過ごせるに違いない。「笑う門には福来る」である。そんな私の大好きな諺を信じて、今年も大いに笑い、襲い来る疫病神どもを「ワッハッハ!」と笑い飛ばしてやろうと思う。
そこで今年のスタートに当たり、2007年以来恒例となった「なぞ掛け問答」を作ってみた。「○○と掛けて、△△と解く、その心は……」というやつだ。お題は、今年の干支である「亥」と、昔の正月遊びの定番だった「双六」に挑戦してみた。もう10年以上も続けているのに、毎年家族からは「“ねずっち”の方がやっぱり上手い!」と散々な評価を貰っている。恒例になったとは言え、果たして笑って頂けるのか自信は全くないが、今年のなぞ掛け問答を、それでは御笑覧あれ!
まずは「亥」をご披露しよう。
「亥」と掛けて、「大相撲結びの一番の力士」と解く。
その心は、「最後に登場します」。(子、丑、虎、…、戌、亥)
「亥」と掛けて、「自信家でとても気が強い人」と解く。
その心は、「どちらも鼻(っ柱)がとても強いです」。
「亥」と掛けて、「ベテラン農家」と解く。
その心は、「食べ頃をよーく心得ています」。
「亥」と掛けて、「大相撲の力士」と解く。
その心は、「昔から鍋料理が好まれています」。
「亥」と掛けて、「日本の財政赤字」と解く。
その心は、「増えすぎて困っています」。
次は「双六」だ。
「双六」と掛けて、「丁半ばくち」と解く。
その心は、「“さいころ”が必需品です」。
「双六」と掛けて、「寿司屋の通」と解く。
その心は、「最後は“あがり”です」。
「双六」と掛けて、「子育て中の親の仕事」と解く。
その心は、「場合によっては休まなければならない時があります」。
「双六」と掛けて、「芸能人の婚約報道」と解く。
その心は、「時には振出しに戻ることがあります」。
「双六」と掛けて、「種から育てる植物」と解く。
その心は、「出るメが気になります」。
お後がよろしいようで……。
【文責:知取気亭主人】
皆様にとって良き一年でありますように!
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