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知取気亭主人の四方山話
 

『行方不明』

 

2020年8月12日

8月2日にやっと梅雨明けし、「これでグズグズ天気ともおさらばだ!」と思った途端に、打って変わって“うだるような暑さ”がやって来た。梅雨明け以降は、連日の30℃越えでぐったりである。と言ってもそれは大人ばかりで、我が家の孫たちは、「何でそんなに元気なの?」と呆れるくらいはしゃぎ回っている。お手伝いの時はややもするとトーンが下がるのに、遊んでいる時はとにかく元気だ。小椋佳が『シクラメンの香り』の中で、「♪…疲れを知らない子供の様に…♪」と詠ったのが良く分かる。

今年は特にそんな気がする。そう感じるのには理由があって、長男夫婦がちょっと大きめのプールを買ったからだ。7月のうちにその楽しさを知ってしまい、今では、暑くなればなるほど「プールに入れる!」、とテンションは上がりっぱなしである。写真-1で見る様に小さな子なら泳いでぐるりと回れるくらいの大きさがあるから、空気を入れて膨らませる幼児用プールとは比べものにならないくらい楽しい筈だ。しかも、小学生の孫たちは夏休みに入っているから、何回も楽しめる。暑さにぐったりしている身としては羨ましい限りである。

写真-1(ガレージ上に設置したプール。遊んでいるのは5歳の孫娘)
写真-1(ガレージ上に設置したプール。遊んでいるのは5歳の孫娘)

孫たちを見ていて気が付いたのだが、どうやら、暑さを忘れるためには楽しみを見つけるのが良さそうである。そういう意味では、不思議なことに“肌で感じる暑さ”は全く変わらないのだが、私も秘かな楽しみだけは持っている。7月の末に見付けた、珍しい生き物の観察だ。会社の中庭に置いてあったプランタに生えてきた、キンカンかミカンか種類は定かではないのだが、とにかく柑橘系の小さな木にアゲハの幼虫を見付けたのだ。その時から、いずれこの四方山話で話題提供しようと、写真を撮り続けてきた。このまま観察を続ければ、幼虫→サナギ→成虫と追跡でき、小学生以来の夏休みの研究を楽しめる、と思い付いたからだ。何とか羽化まで見届けたいな、と思っていた。ところが…。

幼虫に気が付いたのは、梅雨明け前の7月28日である。前から柑橘系の木であることは知っていたので、アゲハが来ることは予想していて、7月の半ばぐらいから、枯れないように水やりをしながら幼虫を探していた。そして、初めて気が付いたのが写真-2の時、ということである。この時はまだ幼虫の糞を見つけられなかったのだが、次の日からは緑の葉っぱの上に小さなコロコロの糞が目立つようになり、体も少し大きくなっている。その日の朝に撮ったのが写真-3で、見ても分かる通り、丁度この頃に“まだら模様”から“緑の保護色”へと変身していて、だんだんと見付けづらくなっていくことになる。

写真-4になると、気付いてから僅か3日後だが、大分大きくなり、面構えもハッキリしてきた。成長の早さにビックリだ。ただ、写真-5や写真-6に比べると、背中の白い筋がまだハッキリしていない。写真-5と写真-6は、同じ日の朝と夕方に撮ったもので、僅か9時間ほどしか違わない。ところが、夕方のものは緑色が随分と濃くなり、朝に比べて一回り大きくなったようだ。こうなるともう終齢に近いのかな、と思っていた。そして、案の定、これが私の見た最後の姿になってしまった。この日を最後に、行方不明になってしまったのだ。

写真-2(7月28日)
写真-2(7月28日)
写真-3(7月29日)
写真-3(7月29日)
写真-4(7月30日)
写真-4(7月30日)

写真-5(8月3日、8:24)
写真-5(8月3日、8:24)
写真-6(8月3日、17:38)
写真-6(8月3日、17:38)
写真-7(〇月〇日)
写真-7(〇月〇日)

次の8月4日は、私用で会社を休んでいた。これがまずかったのかも知れない。休み明けの8月5日、どんなに探しても見付からない。恐らく、サナギになるため移動したのだと思われる。若しくは、スズメなどの小鳥からハトやカラスなどの大型の鳥類も来る中庭だから、捕食されてしまった可能性もある。ただ、随分前に行った我が家のアゲハ観察経験から言えば、サナギになるため10m近くも移動しているのを見付けたことがあるから、中庭のどこかにぶら下がっている可能性も残されている。しかし、まだ見付けられていない。せっかく、写真-7のスペースを空けているのに…。どこに行ったアオムシ!

さて、今回も最後に、ジョンズ・ホプキンス大学の集計データを記載しておく。日本時間の8月12日午前3時現在、世界の感染者数は2015万人を超え、死者数は74万人に迫っている(NHK NEWS WEB)。終わりが見えないのは辛い!何とか楽しみを見付けなくては!

【文責:知取気亭主人】


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