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知取気亭主人の四方山話
 

『消えた?』

 

2021年3月3日

いよいよコロナ禍終息に向けて、一筋の光が見えてきた。待ちに待ったワクチン接種が、やっと日本でも始まったのだ。まだこれと言った特効薬が見つかっていない状況でもあり、諸手を上げて喜ぶわけにはいかないが、自粛によってエネルギーを持て余している諸兄にとっては、このワクチン接種が自粛解除の免罪符になるのではないかと思っている。私も、対象となっている全国民がワクチン接種を完了し、終息宣言を待たずとも自粛解除ができる様になってほしい、と切に願っている。とにかく今はどこに出かけるにも気を遣うし、知人の多くも同じ様な状態で、飲食を伴う会合は軒並み中止となっている。家族で出かける外食さえ、もう一年以上も自粛している状態だ。

我慢しているのは、我が家ばかりではない。感染への危機感を持っていれば、食料品の買い出しや公園などでの外遊び以外は、外出を避けている家庭は多い。必然的に、飲食店の経営、特に居酒屋や割烹など酒の提供をメインとする店は大変だ。恐らく瀕死の状態のお店が多いのだろうと思う。人の姿が消えた、或いは明かりが消えた、と言われる夜の繁華街が全国至る所にあるに違いない。また、消えたのは夜の繁華街の賑わいばかりではない。観光客も消えた。入国制限による外国人観光客ばかりでなく、国内旅行を楽しむ日本人観光客も激減だ。金沢市内を歩く外国人観光客は殆ど見ないし、近江町市場では日本人の観光客さえ本当に少なくなった。お蔭で地元住民にとっては買い物しやすくなったのだが…。

いずれにしても、この新型コロナ・パンデミックによって、日本の街から多くのモノが消えてしまった。こんな状態、いつまで続くのだろう。とは言うものの、終息宣言さえ出されれば、こうして消えたモノの多くはいずれ復活を遂げてくれる筈だ、と思っている。中には時間が掛かるモノもあるのだろうし、形を変えざるを得ないモノもあるだろう。しかし、どんな形にしろ、必ずや復活するに違いない。苦しさに耐え、それをバネに跳ね上がる日本人のエネルギーはまだまだ捨てたもんじゃない、と信じているからだ。

他方、生活が困窮したり命に係わったりする様なものではないが、突如私から消えたモノは、復活できるのだろうか。実は、本当に大したモノではないのだが、このコロナ禍で、私からもあるモノが消えた。つい先日、長男の一言で、そのことに気付いてしまったのだ。1年以上飲みにも出かけず大人しくしているのに、この私からも消えたモノがある。いや正確には、“消えかかっている”と言った方が無難なのかもしれない。

こう意味深な書き出しをしてみたものの、私から消えかかっているモノとは、街から消えたモノの話と同じ土俵で言うのも憚られる、皆さんにとってはどうでもいいような代物である。ただ、驚きの発見だっただけに、是非誰かに教えたい、とキーボードを叩き始めた次第だ。以下にその消えたモノについて紹介するが、本当に大した話ではない。『何だ、そんなくだらない話か!』とお叱りを受けそうなので、読み飛ばしていただいても結構だが、私から消えたモノ、それは手の甲の体毛である。

私は、そんなに毛深い方ではない。しかし、腕や手の甲にはそれなりに生えていて、若い時には、腕に来た蚊が体毛に邪魔されて動きが鈍くなっているのを、しばし観察して遊んだこともある。しかし、ここ数十年は、トンと気に掛けたことなどなかった。それが、先週だったか、まじまじと手の甲を見つめていた長男が、『アレッ、毛が消えた』とポツリと言った。『エッ、本当か?』と生半可な返事をしながら、自分の甲も一瞥してみた。するとどうだろう、手の甲は言うに及ばず、指に生えていた筈の毛も見当たらない。本当に消えてしまったらしい。

コロナ禍で異常なくらい頻繁にやっている手洗いやアルコール消毒が、悪さをしたのだろうか。何しろ、前立腺肥大症がある上に、尿酸値が少々高めということもあって水分を大量に採っていて、トイレに行く回数が多く、必然的に手洗いの回数が半端なく多いのだ。しかも、以前に比べ、格段に丁寧に洗っている。恐らくそのせいだと思う。ただ、見比べた腕の毛も随分細くなり、頼り無げになってきているところを見ると、加齢によるものだとも考えられる。それと、前立腺肥大症の治療にと飲んでいる薬が、男性ホルモンを抑える薬効があると聞かされているから、男性ホルモンの減少が影響している可能性もある。とは言え、まだ40歳になったばかりの長男も消えたとなると、加齢や薬の影響は考えにくい。やはり、かれこれ一年以上も続けている手洗いやアルコール消毒が原因、と考えるのが順当なのだろう。

そうした可能性の詮索は兎も角、手の甲から生えていた毛がほぼ消えつつあるのは紛れもない事実だ。本当に消えてしまったのかなと、目を凝らしてみて見ると、あった、ありました! 産毛のような頼りない、極細くて短い毛を何本か残っている。凝視しないと分からない程の太さだ。指の毛も、よく見ると数本残っている。それを見て、何となく安心している自分に驚いた。何のコマーシャルだったか忘れたが、『あるモノがないと不安!』の心境、こんなところで実感するとは思わなかった。皆さんも確認していた方が良いですぞ!

最後に、いつものジョンズ・ホプキンス大学による新型コロナウイルスの感染状況の集計結果を記載しておく。日本時間3月2日午前3時の時点で、世界全体の感染者数は1億1428万人を、亡くなった人は253万人を超えた(NHK NEWS WEB)。政府の発表によれば、我々高齢者へのワクチン接種開始は4月中頃だとか。また、65歳未満の一般向けの接種が本格化するのは7月以降になるとの見通しらしい。希望者が接種終わるのはいつ頃だろう?

【文責:知取気亭主人】


お見苦しい手をお見せしました
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