2022年8月10日
小学校が夏休みに入ると、毎年楽しみにしているラジオ番組がある。NHK第1の「夏休み!子ども科学電話相談」だ。NHKによれば、1984年(昭和59年)から始まった番組で、毎年夏休み期間中に放送されている。2019年4月からは、レギュラー化(毎週日曜午前10時5分から)され、「子ども科学電話相談」として、夏休み以外でも聴ける様になった。ただ、通常は放送時間が短く、午前中一杯聴けるのは、やはり夏休みに限る。その「夏休み!子ども科学電話相談」が、8月1日〜5日の5日間放送された。
この番組が何故好きかと言えば、驚くほど専門的な質問をする高学年の子もいるが、未就学児童や小学校低学年など幼い子たちの豊かな感性と観察眼の鋭さに感心させられるからだ。加えて、平易な言葉で何とか分かってもらおうとする先生方の回答の巧さも、魅力の一つになっている。中には、回答している先生の苦労する姿が目に浮かぶ様な、説明が難しい質問もあって、そのやり取りを微笑ましく聴いている。
今年も、「言われてみれば、どうしてなんだろう?」と僕自身答えられない質問もあって、興味津々で聴いていた。例えば、こんなのがあった。
〇『カブトムシやチョウチョは、幼虫の時には足が一杯あるのに、何で成虫になると6本になってしまうの?』
〇『トマトのヘタはすぐ取れるのに、どうしてイチゴのヘタはなかなか取れないの?』
〇『人間はシャックリしますが、他の動物もシャックリをしますか?』
〇『植物の葉っぱは光合成しますが、花は光合成しますか』
どうだろう、皆さんは幾つ答えられただろうか?実に良く観察している。そんな面白いやり取りを聴いていて、ふとある事を質問してみたくなった。最近、度々毒虫の被害に遭っていて、その痒さに、何とか正体を明らかにしたいと思っているのだ。質問するとすれば、『僕を刺したのは何という虫で、どうすれば刺されないようにできますか?』である。
実は、会社のグリーンキーパーとして作業をしていて、6月の末以来度々虫に刺されるようになった。「これもグリーンキーパーとしての勲章?」と諦め気分でいるのだが、もう4度も虫に刺され、ずっと痒みと戦っているような気がしている。最初の時は、いつ刺されたのかも全く分からなかったし、悪さをする虫がいる様にも思えなかった。だが、半日ほど経って急に痛痒くなってきた。風呂上がりに患部を見ると、写真-1に示す様に、赤い斑点があちこちに出来ている。これだけの被害にあっているのに、刺した虫を確認できなかったのが不思議でならない。初めての経験だ。しかも、半日も経って自覚したのもそうだが、痒いだけではなく痛みまで感じるのも初めてのような気がしている。
翌日皮膚科を受診すると、『毒虫にやられましたね』と、あっさり言う。塗り薬を処方してもらい塗り続けること約2週間、禁酒も必死で頑張り、やっと治まった。ところが、何とした事か、完治までの間にまた同じ様な被害を受けてしまった。ただ、最初の時に比べ症状は軽く、被害箇所も1/10程度と少なかったお蔭で、なんとかほぼ同時に完治させることができた。これでまたグリーンキーパーに精を出せる、と思っていたのだが…。
写真-1
写真-2
ところが、完治したのもつかの間、7月の末になって、3度目の被害に遭った。今度は腕だ。長袖の作業着を着て作業していたのだが、手袋と袖口の隙間から侵入したらしく、左手のくるぶし付近をチクリとやられた。これまでの2度と違い、刺された感覚がハッキリとある。そして、刺された直後から痒くなり、ぷっくりと腫れた。ただこれも大したことはなく、2度目と同じで、最初に処方された薬を塗り、1週間ほどで痒みも治まり腫れも引いた。ところが、だ。(違う虫なのかもしれないが)敵はまた襲ってきた。
腫れも引いてヤレヤレと安堵した途端、今度は右腕をやられた。先週の水曜日の事だ。今度も、手袋と袖口の隙間から入ったらしい。上腕の丁度真ん中付近に3度目よりも強い痛みを感じ、直ぐに患部を見た。しかし、虫は見当たらない。ただ、チクリの直後から痛痒く、段々と腫れていく。翌々日には、写真-2に示す様に、酷く腫れてしまった。しかも、刺された場所ばかりでなく、腫れている範囲全体が痒い。それでも、皮膚科で処方された塗り薬を根気良く塗り続けると、少しずつ改善してきた。今も痒みが少し残っているものの、腫れはそれほど目立たなくなってきた。流石に5度目は勘弁してほしい、と願っているのだが…。
どんな虫が悪さをしたのだろう。恐らく、1度目と2度目はブヨだったのではないか、と思っている。ネットで調べると、「刺されて半日後くらいから痒みが生じ、赤く腫れてくる」とあるからだ。ほぼ間違いないだろう。ただ、3度目と4度目の敵が分からない。となると、やっぱり質問してみたい。どなたか明答してくれないかな。
なお、「子ども科学電話相談」は、「NHKラジオ らじる★らじる」の“聞き逃し番組”で聞くことができる(https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=2039_00)。興味のある方は是非どうぞ。
最後に、いつものジョンズ・ホプキンス大学による感染状況の集計結果を記載しておく。日本時間8月9日17時の時点で、世界全体の感染者数は5億8541万人に迫り、亡くなった人は642万人を超えた(NHK 特設サイト 新型コロナウイルス:※1)。
(※1:https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/world-data/)
【文責:知取気亭主人】
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