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知取気亭主人の四方山話
 

『ホルモン』

 

2023年11月15日

今回は、身体の様々な機能に重要な役割を担っているホルモンについてである。ちょくちょく耳にする成長ホルモンや、男性ホルモン・女性ホルモンに代表されるあのホルモンである。皮膚疾患の治療薬としてステロイド入りの軟膏を処方された時などに、副腎皮質ホルモンなんていう言葉も耳にしたことがある人も多いだろう。僕の様な呑兵衛が、その昔赤提灯などで舌鼓を打った、動物の内臓を煮たり焼いたりするあのホルモンとは違う。ここで言うホルモンは、人体の中の内分泌腺で作られ分泌される化学物質で、内臓の機能や体の調子を整えるなどの働きをする、生命を維持するために必要不可欠な物質である。また、分泌元である内分泌腺としては、先に述べた副腎の他に、脳下垂体や甲状腺、副甲状腺やすい臓、更には生殖腺などがある。

何でこんな話題を取り上げたかというと、前々話から3話続けての話になるが、退院に際して主治医と交わした会話の中で、生まれて初めて「利尿ホルモン」という言葉を聞いたからだ。前話の最後の方にも書いたが、尿道に挿入されていた管が抜けてから退院までの4日間、日中も夜間も満遍なく尿が出ていて、術前の悩みの種だった夜間頻尿の傾向が相変わらず残ったままであることが気になって、主治医の先生にそれをぶつけてみた。すると、加齢によって膀胱が硬くなり残尿量が増えることによって溜められる量が減って頻尿になっている可能性に加え、『利尿ホルモンが乱れている可能性もある』との思わぬ答えが返って来たのだ。その時、初めて排尿に関してもホルモンが関係していることを知った。ホルモンの知識が無い素人にとっては、何とも新鮮な驚きだった。

主治医とのやり取りを大学病院に勤める長女にすると、『そのホルモンの話聞いたことがある』と言う。『幼児のオムツが取れるようになるのは、そのホルモンが出るようになるからでしょ!』と、成る程と腑に落ちる情報を教えてくれた。調べてみると、確かに、夜間の利尿を妨げて“おねしょ”を防いでくれるのに「抗利尿ホルモン」が関わっているのは間違いないらしい。このホルモンは、脳下垂体から分泌されていて、血管を収縮させて血圧を上げる効果もあるという。簡単にホルモンと言っても、単純な機能だけではなく、複雑な人体の機能に係わっているその不思議さに驚かされる。正に小宇宙だ。

それはさておいて、主治医が言っていたのは、どうやらこのホルモンのことらしい。「抗利尿ホルモン」と言っていたのを“利尿ホルモン”と聞き違えてしまったのだろう。いずれにしても、夜間頻尿が治まるのには、この「抗利尿ホルモン」が正常に分泌されることも、条件の一つであることが分かった。主治医が言う様に、このまま夜間頻尿が治まらなければ、このホルモンの分泌異常が関係している可能性は高い。そうしたこともあって、受けた前立腺の縮小手術が果たしてどれ程夜間頻尿の改善に寄与してくれたのかとても気になっていて、それを見極める為に、退院後もずっと就寝中のトイレ回数を記録している。「1ヶ月はスポーツや肉体労働を避け、自転車には乗らないでください」との病院からの注意書きからすると時期尚早だとは思うが、気が焦ってどうしても判断したくなってしまう。都合12回の記録からからすると、改善の兆しがある様な、無い様な、何とも微妙な状況になっている。

11月2日に退院してもう2週間近くになるのだが、未だに長時間椅子などに座っていると西瓜ジュース色の尿が出ていて、色のチェックと合わせ就寝中の排尿回数を記録している。2日夜から14日朝にかけてのこれまでのデータを見ると、最多が2日夜〜3日朝にかけての5回、次の夜は4回に減り、以降14日の朝まで4→2→2→3→3→2→4→3→2→2回となっている。見ても分かる様に、減って来ている様にも見えるし、変わっていない様にも見える。良い方に解釈して『明らかに減って来ている!』と言いたいところではあるが、そう断言できないところが辛い。前話の最後に「来週の四方山話には、良い結果が報告できるかもしれない。」と書いたが、この様子では残念ながらまだ吉報とはいきそうもない。ただ気持ちとしては、バラツキがありながらも減って来ている、と心の片隅では思っているのだが…。

しかし、仮に「抗利尿ホルモン」の分泌が乱れているとして、乱れが治ることはあり得るのだろうか。先生は『薬がある』と仰っていたから薬による治療方法は確立されている様だが、そうした薬に頼らず運動などの自助努力によって、治癒させることはできないものだろうか。実は先生との話で出たもう一つの可能性、加齢によって柔軟性が衰えた膀胱は、排尿を止めることで鍛えられ柔軟性がある程度蘇る、と聞いたことがある。妻も良く言っている。その方法は、排尿する際に3〜5秒止めることで、これによって膀胱がストレッチされるのだという。こうすることによって、膀胱に溜まっている尿を全部出し切ることができる様になり溜められる量が増える、ということらしい。

だとすると、ホルモンに関してもなんか方法がありそうな気がする。膀胱のストレッチが脳下垂体に刺激を与えて正常に分泌される様になる、なんてことはあり得ないのだろうか?膀胱ストレッチ、励んでいるんだけどなぁ〜!


【文責:知取気亭主人】


今年も楽しませてくれるお向かいの菊
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