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知取気亭主人の四方山話

『物は考えよう、とは言うけれど…』

2026年1月28日

先週の半ばから26日の月曜日に掛けて、“今シーズン最長・最強”と言われる寒波が日本列島をすっぽりと覆った。北海道では最低気温が‐20℃以下になったという地点も連日多数報告されていて、そのニュースを聞いただけで寒々としてくる。そうした厳しい寒さに加え、今回は雪も多い。山陰地方から東北地方にかけての日本海側や北海道の至る所が大雪に見舞われ、「各地で交通障害が発生した」と報じられている。おりしも、衆議院選挙の投票準備をする車がスタックしているニュースもテレビ画面を賑わしている。

それでも、これを書き始めた火曜日(27日)には寒波の中休みとなり、ここ金沢では弱い雨が降っている。「除雪をせずに済む」と、暫くぶりにほっとしてこの四方山話を書いているところだが、明日(28日)からまた寒波が南下してきて日本列島をすっぽりと覆うらしい。雪を捨てる場所も無くなってきたのに…。立春(今年は2月4日)まであと一週間、もうそろそろ雪は勘弁してほしいものである。

ところでそんな中、今シーズン最長・最強寒波襲来が報じられた先週、テレビの天気予報で信じ難い数値が報じられ驚いた。今後降ると予想される最大降雪量の数値だ。小生が住む北陸地方が三日連続で100センチの降雪量が見込まれる、と言うのだ。合わせると、なんと三日間で3メートルにもなってしまう。そんな大雪は聞いたことがない。勿論、積雪量とは違うし「山沿いの多い所で」という注釈は付くのだが、それでも生まれて初めて聞く降雪量だ。「一応平地に分類される地域に住んでいるからここまで酷くはないだろう」と高を括ってはみたものの、「それでもそれなりに積もるのだろうな!」と腹を括り、「外れてほしい」と祈りながら何とか“やる気スイッチ”を入れた。

ただ、「こんな恐ろしい数値の天気予報を見ていたら、長野県や広島県に住む子供たちは、様子が分からずさぞかし心配するだろうな」と思い、スマホのLINEアプリを使って、こちらの状況を知らせることにした。題して、『最長・最強寒波第〇報』だ。第一報は22日。LINEを改めて見直すと、除雪開始時の積雪量は約25センチとある(P1.参照)。そして第二報として、家の前の道路と借りている駐車場を含め「約6時間、13,400歩の除雪だったよ」と知らせた。結構な運動だ。「これだけ頑張れば相当エネルギー消費しているに違いない」と確信し、調べてみた。すると、探し求めていた情報にぴったりのサイトを見つけた。

メディカルフィットネス『ETERNAL FIT』のホームページに掲載されている、『冬の除雪作業でどのくらいカロリーを消費するの?ダイエット効果も期待できる?』というコンテンツだ(https://eternalfit.atsubetsu.nolabo.co.jp/?p=3583)。それによると、体重70キロの人が1時間除雪をすると、約420〜480kcal消費するのだという。小生は72キロほどだから大体これに当てはまる。すると、小生の除雪作業は、1時間で凡そ450kcal消費することになる。単純計算ではあるが、22日に費やした6時間の作業で、2,700kcal消費した計算だ。しかも、腕、肩など、いろいろな部位の筋肉を鍛えることができるらしい。確かにもう既に、両腕と肩が軽い筋肉痛だ。腰も重い。「除雪1時間で凡そ450kcal消費するらしい」をLINEで送りながら、「フィットネスに通うことを思えば金も浮くし、考えようによっては除雪も捨てたもんじゃない」と思えてきた。続く23日は、新たな積雪が15センチほどと少ないこともあって、約3時間と前日の半分になった。それでも1,350kcal消費でき、「最近になく運動したぞ!」と内心にんまりしていた。ところが、24日は疲れていたのか寝過ごしてしまい、前の道路も駐車場(1台分だけだが)も長男と次女がきれいに片づけてくれたため、除雪による消費カロリーはゼロになってしまった。年は取りたくないものだ。

そして、問題の25日を迎えた。朝起きると、辺り一面ドッサリ新雪で覆われている。定点観測と決めていた車の屋根の上での簡易計測によれば、新たに降り積もった雪は、約60センチもある(P2.参照)。第五報でこの様子を知らせたが、同時に「とほほ…」と愚痴ってしまった。それでも「諦めたらアカン!」と思い直し、ご近所さんたちと都合7時間ほどかけて除雪を行った。3,150kcalも消費したことになる。「やったぜ!」とひとりニンマリしながら、町会で入れるという除雪車を、今か今かと待っていた。しかし、待てど暮らせど来ない。来ない筈だ。翌朝確認したところ、夢心地の中で聴いた除雪車の音は、明け方近くだったというのだから。

除雪車は、雪国に住む人間にとって大変有難い重機で、雪国にとってなくてはならない必需品といってもいい。ただ、ただ一つ難点がある。置き土産があることだ。除雪車が通った両側には、必ず圧雪された固い雪の塊が残される。圧雪された雪で住宅や車などを傷つけないようにする為には仕方がないことなのだが、家の前にそれが残されることになる。それを見た途端、「とほほ…」と気持ちが萎えるのだ。

26日の朝、我が家の前やご近所さんの家の前には、予想通り見事なまでの置き土産があった。その様子を写真に撮り第七報(P3.参照)で知らせながら、また「とほほ…」と愚痴ってしまった。それでも「この置き土産をどかさなければ、いざという時に車が出せない」と思い直し、年休中だった長男の助けを借りて、何とか片付けた。都合約4時間のエクササイズとなり、凡そ1,800kcalのエネルギー消費ができた。でも、物は考えようとは言うけれど、あまり続くと体力も持たないし、気持ちも萎えてくる。太平洋側の人には、「とほほ…」とこぼしたくなる気持ち、分かってほしいなぁ!


【文責:知取気亭主人】


P1.第一報写真

P1.第一報写真

P2.第五報写真

P2.第五報写真

P3.第七報写真

P3.第七報写真


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