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知取気亭主人の四方山話

『俺もこれで一丁前のアスリート?』

2026年7月8日

26日の朝、驚きのニュースが入ってきた。現在熱戦たけなわの「北中米ワールドカップ(以下、2026W杯)」で、つい先日日本を下した優勝候補の一角ブラジルが、決勝トーナメント2回戦でノルウェーに敗れ、しかも、これまでの対ノルウェー戦で一度も勝てていないというのだ。ワールドカップで最多優勝回数を誇るサッカー王国ブラジルが、(A代表で)これまで一度も勝てていない対戦国があったなんて、ビックリだ(今回の結果、ブラジルの0勝2分け3敗となった)。

そのブラジルVS.ノルウェー戦がそうだったように、決勝ラウンドに進んでくると、実力も伯仲してきて、これまで以上に好ゲームが多い。ダイジェストでしか観ていないが、どの試合も、手に汗握る熱戦ばかりだ。観ている者にとっては、物凄く面白い。そして、これは予選ラウンドも通じての話だが、誰と言わず必死にプレイする姿は、観ていてとても気持ちが良い。チームは国や地域の代表として、名誉と威信を賭けて戦っている訳で、全員が必死になって戦うのが必然だとは言え、どちらのチームにも拍手を送りたい気分になる。選手が必死にプレイするのは、この2026W杯の地区予選会の全ての試合がそうだし、もっと振り返れば代表選手に選ばれるためのレギュラーシーズン中のパフォーマンスだってそうだ。ただの一人だって、手を抜くプレイで良しとする選手はいない。

そうなると増えてくるのが怪我人だ。今回の日本代表チームでも、活躍が期待された三笘選手や遠藤選手、あるいは南野選手などが、レギュラーシーズン中の怪我によって代表招集が見送られたのは知っての通りだ。また、中心選手の一人である久保選手が第1戦の対オランダ戦で左ひざを痛め、第2戦以降の欠場を余儀なくされたのも記憶に新しい。この様に、自分が磨き上げた技量や鍛え抜かれた体力を目一杯出して戦っている第一線のアスリートたちは、サッカー選手に限らず、常に怪我のリスクを抱えている。野球選手しかり、陸上選手しかり、相撲の力士しかり、スキーなどのウインタースポーツの選手しかりだ。アスリートの宿命と言ってしまえばそれまでだが、下手をすると選手生命を絶たれてしまう恐れさえある、怖いリスクだ。でも選手は誰もそれをいとわない。そこが観ている者を熱くさせる理由だし、我々素人との違いだと思う。

とは言え、我々素人でも慣れない運動を急にしたりすると、思わぬ大怪我をすることがある。しかし、そんなに過激な運動をしなければ、足腰、特に脚のケガをすることはあまりない。そう思っていた。ところがつい先日、そうでもないことに気付かされた。日常と変わらぬ生活をしていても、脚を痛めることがあるという事実に気付いてしまったのだ。恐らく加齢による筋力の衰えと運動不足が原因だろうと、己の情けなさに少々落ち込んでいる。

先月の中旬、気温がそんなに高くなかったこともあって、運動不足を解消しようと、凡そ1時間ほどのウォーキングをすることにした。途中で用事を片付ける時間も含んでいて、距離にすれば高々3kmほどだ。つい数か月前に除雪時に歩いた換算距離(確か1万歩を超えていたから凡そ5〜6 kmに相当するのではないかと思っている)に比べれば、小生にとっては何ともない距離だ。苦も無く歩ける、頭はそう判断していた。そしてその日は何事もなく、1時間ほどのウォーキングを完歩した。どこも都合の悪い所は出ていない。

次の日、昨日の目的を果たせなかったので、用事を済ませに、また歩いて行くことにした。今回は、片道1 kmほどしかない。いつもの事だと思って出かけた。8割ほどが下り坂だ。その下り坂を下り切ろうかと云う辺りになって、急に左脚のふくらはぎが痛くなってきた。残りの0.2kmほどを何とか頑張って歩いたものの、痛みは益々酷くなる。帰りの歩き出しで歩いて帰るのを諦め、目的地横のコンビニから家内にSOSの応援要請を入れた。お迎えを頼んだのだ。それが凡そ3週間前だった。

10日ほど経った頃、なかなか痛みが取れず腫れも引かないため、整形外科を受診した。軽い肉離れだという。肉離れをするような激しい運動をした記憶は全くない。上述したように、ほんのちょっといつもより長く歩いただけだ。それなのにこの有様だ。情けない。今も足首からふくらはぎまで腫れていて、両足を揃えるとその違いは一目瞭然だ。ただ、ゆっくりとではあるが回復してきていて、凡そ3週間経った今、階段を下りる時にまだ痛みを感じるものの、当初に比べればだいぶ楽になった。硬かった筋肉も、傷める前ほどではないが、大分ほぐれてきた。しかし、年のせいなのだろうか、とにかく回復が遅い。

整形外科の先生曰く、「良くストレッチをしてください」と言う。どうやら運動不足に加え、ふくらはぎの筋肉が固くなっていたらしい。体力、中でも歩くことに関してはそこそこ自信を持っていたのだが、今回の一件でそれも見事に打ち砕かれた。初めての脚の筋肉の故障に、「俺もこれで一丁前のアスリート?」と自虐ギャグを口ずさんでみるものの、アスリートほどのパフォーマンスを見せられる訳でもなく、何とも情けない!トホホ…。


【文責:知取気亭主人】

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