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知取気亭主人の四方山話

『原因は日焼け?それとも加齢?』

2026年7月22日

暑い日が続いている。日差しも強い。7月に入ってからというもの、昨年夏に白内障の手術を受けたことも手伝って、曇り空の時でさえ眩しさにサングラスが手放せなくなった。そして今は日本全国どこでもそうなのだろうが、夜になってもさして気温が下がらず、朝から少し動くだけで汗が出る。そんな暑い日が続く中、ご近所迷惑になるからと、借りている駐車場の草刈りをした。この暑さのせいで「よしやるか!」の決断をするまでに少々時間は掛かってしまったが、電動草刈り機のお陰で、やり始めれば一気呵成に進む。そして作業自体も、手鎌でこまめに刈っていた以前に比べると、格段に楽になった。

広さは、縦列駐車で3台が止められるほどと、そんなに広くはない。ただ、周りの家への飛び草や飛び石に気を付けて作業しなければいけないだけに、やみくもにはできない。しかも凡そ2か月間放ったらかしてあっただけに雑草はそれなりに伸びていて、プラスチック製の刃(ブレード:blade)にとって厄介な草も所々で立派に成長している。そんな厄介な草は、面倒だがしゃがみこんでの手作業が必要だ。これが年寄りには結構きつい。そんな手刈り作業と電動草刈り機による作業を混ぜ込みにして、休み休み5時間ほど頑張った。それでも、手刈りだけの時に比べれば、3分の1程度の時間だ。その分、膝や腰も随分楽だ。順調に作業を進め、「蚊が出始めたし、そろそろ切り上げようかな」と思ったところで、丁度2個目のバッテリーを使い切った。多少あばたにはなっているものの、目標とした範囲がほぼ綺麗になったのを確認して、汗をびっしょり掻いた暑い作業を終えた。

家内が熱中症を心配する中、作業前の塩分接種とこまめな水分補給は言うに及ばず、頭には麦わら帽子、首には冷感タオルを巻き、出来うる限りの対策を講じて作業を始めたのだが、作業開始から僅か30分ほどで、玉のような汗が出てきた。頭から、顔から、背中から、お尻から、脚から、体の至る所からだ。でも、暑いけれど、気分は悪くない。そんな中、一休みして水分補給をしていると、キラリと光るものが目に入ってきた。腕ににじみ出た大粒の汗に日の光が当たってキラキラと輝いて見えたのだ。「結構綺麗に見えるものだな」と感心していると、それに交じって不思議なものがあるのに気が付いた。

輝く汗の玉に交じって、同じ大きさ程の真っ白い斑点がちょこちょこと見えるのだ。全体が日焼けした肌の中、そして汗で全面濡れていることもあって、その白さが浮き上がって見える。

「何だ、これは?」と怪訝に思い、汗を拭きよく見ると、色素が抜けた個所だと分かった。以前からそんな白い斑点があることは気が付いていたが、「こんなにたくさんあったかな?」というのが正直な気持ちだ。作業終了後その話を家族にすると、妻は『老化によるものじゃない?』と言い、娘は『火傷の跡が白くなった人を時々見かけるから、日焼けし過ぎじゃない?』と言う。素直な私は「どちらもありだな」と思うのだが、果たしてどちらの説が正しいのか、俄然興味が湧いてきた。

早速ネットで調べてみると、どうやら「白斑」と呼ばれる疾患であることが分かった。多くの皮膚科医院がそれについて情報を提供しているが、最初にクリックした『大塚皮フ科クリニック』のサイト(https://www.otsuka-derma-cl.com/vitiligo/)を参考にさせてもらうと、白斑には@「老人性白斑」、A「脱色素性母斑」、B「尋常性白斑」、C「炎症後白斑」、D「海水浴後白斑」の5種類があると紹介されている。その中でCとDは、Bとよく似た病気で、時間が経てば軽快していくと書かれている。恐らくこれではない。

気になるのは、@「老人性白斑」だ。説明されている症状を読むと、まさに小生の腕のそれだ。日光が良く当たる部位の疾患で、『年齢と共に色を作る細胞の働きが弱くなり皮膚の色が5ミリ程度の大きさでパラパラと抜けてしまいます。(原文のまま)』と書かれている。その通りだ。しかも、目立たない代わりに治すことは難しいという。確かに、半袖で過ごすことの多い夏場でも全く気にならない。それほど目立たない。そんなサイト説明との見事な一致からすると、妻の「老化説」が正解のように思える。しかし、同じサイトの「白斑の原因」の欄には、『摩擦や日焼けをした部分が、その刺激が原因で白斑が生じる事があるので、注意が必要です。(原文のまま)』とも書かれていて、娘の「日焼け説」も捨てがたい説明がなされている。年齢を重ねれば重ねるほど積算日焼け時間(刺激)は増えていくわけで、素人考えでも、老化と共に白斑疾患のリスクが高まっていくのは自然の理だと言える。

そこで下したのは、「小生の白斑は、老化という抗えない時の流れと、日焼けは健康的に見えるからと長年わざわざお日様に晒してきた勘違い、これらが重なって症状が出てきた」という、分かった風な情けない結論だ。でも気を付けなされ、いずれあなたにも表れますぞ!


【文責:知取気亭主人】

桔梗


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