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「既設アンカー緊張力モニタリングシステム」とは、地すべり対策や斜面対策として施工されたアンカーに対しまして、特殊な緊張治具と専用のアンカー荷重計を用いることでアンカー荷重計の取り付け・交換を可能とし、アンカー荷重計で計測したデータを簡易な計測装置によって連続的に蓄積し、無線通信により遠隔から取得できる一連のアンカー緊張力計測技術です。
「既設アンカー緊張力モニタリングシステム」 (以下、本システムとします。 )は、
①アンカーに作用している緊張力をアンカー荷重計へ移行させる緊張治具
②緊張治具に適合した専用のアンカー荷重計
③計測データ取得システム
の3つの要素技術から構成されています。
システムタイプ | 定着方式 | 許容引張力 | 再緊張余長:L | アンカーヘッド直径:D | |
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500kNタイプ | くさび定着方式 | 〜500kN | 60mm以上 | 118mm以下 | |
1,000kNタイプ | 500〜1,000kN | 70mm以上 | 147mm以下 |
※上記表以外は、別途検討
※ナット定着方式、くさび・ナット併用併用定着方式、1,000kNを超える許容引張力のアンカーへの荷重計取付け例あり
①ヘッドキャップの取外し、防錆油の清掃、再緊張余長の露出
②ジョイントスリーブ、荷重計の取付け
③テンションスリーブ、定着ナットの取付け
④緊張治具、変位計の取付け、リフトオフ試験の実施
⑤定着ナットの締付け、荷重計定着
⑥緊張治具の取外し後、頭部防錆処理、データ蓄積・送信ユニットの取付け
お問合せ先 |
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既設アンカー緊張力モニタリングシステム研究会
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