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■工法の概要 |
デルタックス工法は、高強度ネットである「デルタックスネット」または「グリーンナックス」とL型アンカーピンを組み合わせ、斜面の表面保護や既設吹付け面の剥落・脱落を防止する斜面対策工です。 |
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デルタックス工法は、用途別にT型(表面保護対策型)およびU型(表面剥落・脱落対策型)の2種類の型があります。 |
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ネットは素線径2.0mmの高強度ネットを使用し、「デルタックスネット」または「グリーンナックスネット」の2種類から用途に合わせて選定します。 |
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「グリーンナックスネット」は、「デルタックスネット」に繊維樹脂シートが装着されており、表面侵食抑制効果のほか、周辺植生の誘導効果があります。 |
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一般金網と比較すると軽量であることから、短期施工が可能となり、早急に対策が必要となる箇所にも適しています。 |
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↑UP
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●T型(表面保護対策型)
<適用箇所>
一般斜面
<用途>
(1) ごく表層の崩落防止
(2) 小落石防止
(3) 斜面表面の侵食抑制(グリーンナックスネットあるいは植生工等との併用)
(4) 緑化基礎工
<基本構造>
デルタックスネット または グリーンナックスネット+アンカーピン
※デルタックスネットは、表面の侵食抑制や周辺環境との調和等を図るために植生工を
併用する場合が多いです。
T型(表面保護対策型)概略構造図
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●U型(剥落・脱落対策型)
<適用箇所>
既設吹付け面
<用途>
既設モルタル・コンクリート吹付け面の剥落・脱落防止
<基本構造>
デルタックスネット または グリーンナックスネット+アンカーピン+セメントミルク
※勾配が急でセメントミルクが十分に充填できない場合は、ケミカルアンカーを使用します。
U型(剥落・脱落対策型)概略構造図 |
↑UP
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<デルタックスネット>
デルタックスネットは、素線径2.0mm、公称素線引張り強度1770N/mm2の高強度の素線
で製造されています。
デルタックスネットの諸元 |
線形
(mm) |
網目
(mm) |
引張強度
(N/mm2) |
防食処理 |
メッキ付着量
(g/mm2) |
重量
(kg/m2) |
2.0 |
♯101×175 |
1770 |
ウルトラコーティング
(Zn/Al合金めっき+特殊めっき) |
115 |
0.65 |
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※網目は交点間距離 |
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<グリーンネックスネット>
グリーンナックスネットは、デルタックスネットに樹脂繊維シートを装着させたネットです。
樹脂繊維シートの諸元 |
素材 |
繊維の太さ
(mm) |
融点
(℃) |
色 |
重量
(kg/m2) |
ポリプロピレン |
0.6 |
152 |
カーキ色 |
0.4 |
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