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河川堤防点検・対策の手引き
平成16年7月に新潟県・福島県、福井県などで発生した豪雨災害から明らかになった自然的・社会的状況の変化による新たな課題に的確に対応して、自然災害に対して安全で安心な社会の形成を図る必要があります。 このため、国土交通省では平成16年11月11日に社会資本整備審議会河川分科会に豪雨対策総合政策委員会を設け、改善すべき内容について審議されました。これにより緊急的に対応すべき事項について12月2日に「総合的な豪雨災害対策についての緊急提言」がまとまりました。 国土交通省では、この緊急提言を受けて各種施設について時限や数値目標を設けて緊急的かつ強力にその具体化を図るものとして12月10日に「豪雨災害対策緊急アクションプラン」を作成しました。 このような豪雨災害に起因する背景で河川堤防点検・堤防強化の対策が求められており、各自治体でもアクションプランを定めるなどの動きがあります。 その中で河川堤防の安全性検討で2次元非定常浸透流FEMおよび円弧すべり法による安定計算を用いた評価が求められており、SAUSE(ニタコンサルタント社製)はこの河川堤防の浸透流FEMと円弧すべり法による安定計算を簡易に、また連動して行えるソフトです。 参考資料としては これらの手引きにおいて河川堤防の安全性検討では、主に堤体破壊に起因する外力としては図1のような@河川水位の上昇、A降雨の涵養を考慮し、検討する堤体の破壊現象としては主に図2のような、堤内地側の@川裏法面のすべり破壊、A川裏法先のパイピング破壊、堤外地側のB川表法面のすべり破壊などを挙げています。
具体的にはこの堤体のすべり破壊に対しては、浸透流FEMで水位の上昇量を予測し、円弧すべり法による安定計算により安定度を検討します。また、堤体法先のパイピング破壊に対しては、浸透流FEMで水圧分布を求め、それを用いて局所動水勾配を算出し、パイピングが起こるか否かを検討します。 基本的な検討フローを図3に示します。
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