■ 概要
ソイルガードは、硬質ポリ塩化ビニル管(JIS K6741 以下VP管)を接続する日本初の排水機能を持った継手部材です。
主に斜面の土砂部に使用し、浸透した地下水の上昇を抑えることで、 斜面の安定性を高めることができます。
■ 特長
- 排砂抑制効果
ソイルガードは、一般的に用いられているVP有孔管に比べ、排水時の排砂量を抑えられるため、
長期間使用しても土砂が詰まりにくいことが特長です。
- 施工性
軽量で取り扱いやすく、一般的に用いられているVP管継手部材の代用として使えるため、
従来と同様の施工方法で使用できます。
- 経済性
一般的に用いられているVP有孔管に比べ、土砂が詰まりにくいため、メンテナンス清掃回数が減り、
ライフサイクルコストでは安価となります。
■ 排水の仕組み
一般的なVP有孔管
ソイルガード
1.雨水等により地下水位が上昇します。
2.水位の上昇に伴い、ソイルガード内部に水が流入していきます。この時、水より重い土砂は下へ落ちるため、VP管に入る土砂
を抑制できます。
3.ソイルガードの内部を通過した水が、外部へ排水されます。
■ 規格寸法
| No. |
製品名 |
寸法 |
材質 |
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@
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ソイルガード
Sタイプ先端管
(ソケット接着)
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全長1,056mm
外径60mm
(VP管呼び径40)
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硬質ポリ塩化ビニル
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A
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ソイルガード
Sタイプ中間管
(ソケット接着)
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全長1,025mm
外径60mm
(VP管呼び径40)
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硬質ポリ塩化ビニル
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B
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ソイルガード
Nタイプ先端管
(ねじ接続)
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全長1,576mm
外径60mm
(VP管呼び径40)
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硬質ポリ塩化ビニル
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C
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ソイルガード
Nタイプ中間管2.0
(ねじ接続)
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全長2,050mm
外径60mm
(VP管呼び径40)
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硬質ポリ塩化ビニル
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D
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ソイルガード
Nタイプ中間管4.0
(ねじ接続)
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全長4,050mm
外径60mm
(VP管呼び径40)
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硬質ポリ塩化ビニル
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■ 施工仕様
| 適用範囲 |
切土盛土法面 自然斜面 |
ソイルガード
取付ピッチ
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1,000mm以下
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打設角度
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水平から上向き5°以上
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打設間隔
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1本/m2 推奨
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施工長さ
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長尺地すべり対策用として使用可能
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施工手順例
@機材搬入、据付→ A位置決め、削孔※3→ B挿入※4→ C孔口処理、完了
※1 一般的に用いられているVP有孔管と同様の施工方法が適用できます。打設間隔は最大でも4本/m2で施工してください。
※2 ソイルガードSタイプの施工長さは施工性を考慮して6m程度までを推奨しております。
※3 削孔は二重管削孔など、削孔径90mm以上で削孔してください。またソイルガードを用いての打設はできません。
※4 ソイルガードSタイプの接続は、VP管とソイルガードを塩ビ管用の接着剤を用いて確実に施工してください。
■ 性能照査
ソイルガードと一般的に用いられているVP有孔管との排水性能を比較するため、 ステンレス製型枠を用いた模型排水実験を行いました。
試験条件
| 給水量 |
0.56 (L/min) |
| 土槽寸法 |
高さ300×横幅200×長さ500 (mm) |
| 締固め度 |
70 (%) |
| 排水開始から60分間計測 |
地盤モデルの土質(粗目砂)
| 最大乾燥密度 |
1.782 (g/cm2) |
| 最適含水比 |
13.5 (%) |
| 透水係数 |
9.90×10-5 (m/s) |
排水実験結果グラフ
排水の様子
一般的に用いられているVP有孔管との比較実験により、安定した排水と高い排砂抑制効果を確認しています。
■ 関連する論文・学会発表(2024年9月現在)
・第58回 地盤工学研究発表会
「排水機能を有する新しい管継手部材の性能調査-1, -2」
・第59回 地盤工学研究発表会
「排水継手部材ソイルガードの排水性能照査」
・第79回 土木学会全国大会 年次学術講演会
「排水機能を有した継手部材の実用化に向けた研究報告」
・建設工学研究所論文報告集第65号論文
「排水機能を有する管継手部材の提案と性能照査」