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今までの調査は、目視による外部観察やボーリング調査が多く岩盤斜面内部の亀裂の発達状況を評価することが困難であった。また、物理探査手法を用いて岩盤内部の亀裂を測定する方法もあるが、岩盤斜面に測定機器を設置するなど危険が伴い必要な精度を得ることも困難であった。 そこで、3,4年前から土木研究所で研究がされているエアートレーサーによる 調査が考案された。 調査方法は、まず「トレーサー(発煙筒の煙など)を混合した空気」を岩盤表面やボーリング孔内の亀裂に圧入する。圧入された空気は岩盤内の亀裂を伝わって、他の亀裂、またはボーリング孔から流出してくる。その時の流出した箇所と移動速度から、亀裂の連続性、開口幅、ゆるんだ岩盤の形状を推定する方法である。
(参考:土木技術資料平成11年10月号)
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計器を使った観測システムとして代表的な方法を次表に示す。
|画像検知システム|光ファイバを利用した計測|AE計測|タフセンサ式落石・崩壊検知システム|
(写真提供:(株)クリエート青木)
光ファイバーに曲がり(ベンディング)があると、ファイバー内部を通過する光がそこで外部に漏れ、通過する光線の強度が減少する。この性質を利用してひずみ量を測定する。
(写真提供:NTTインフラネット(株) 北陸支店)
(写真提供:坂田電機株式会社)
今、載せている計測方法は、ほんの一部に過ぎないと思います。 これをご覧のみなさんで、「こんな計測方法があるよ!」という方、是非、「いさぼうネット事務局」までご意見下さい。宜しく御願いします。 mail:info@isabou.net
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