概査の種類 |
解 説 |
資料調査 |
斜面の実態把握のために欠かせない地形・地質、土壌、植生、気象、災害履歴など基本情報の資料を収集する。また、周辺も含めて防災総点検報告書や防災カルテ、あるいは各種点検記録等は、極めて重要な情報源となる。
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空中写真判読調査 |
一般に現地踏査が不可能な箇所でも観察できることや、広い範囲を比較的均一な精度で短期間に観察できる利点があり、隣接する2枚の空中写真を実体視すると地形の差異が誇張され、様々な情報を読みとることができる。これらの利点を生かし、現地踏査の計画立案や周辺地域の状況把握には欠かせない調査である。
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現地踏査 |
現地踏査は最も多くの情報を入手できる手段であり、極めて重要な調査である。
浮石・転石など落石の原因となる不安定な石や岩塊の位置や大きさは勿論のこと、次に示す情報などを幅広く収集する必要がある。現地踏査結果を記載した平面図や断面図は、調査対象斜面の状況を把握し、次の打つべき手を決定する上で基本図面となる。
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その他の調査 |
現地踏査の結果、落石を伴う崩壊が予想される場合や、何らかの変状が発見された場合必要に応じて以下の調査を行い、対策を考える必要がある。 |