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2018.10.4 |
2018年度も上半期が終わりました。
今回は、近年のキーワードである、「CIM」について、発注状況を調べてみました。
(※検索は、入札ウォッチネットを使用)
1.「CIM」に関する考察
2018年4月1日から10月2日までに、「CIM」で全文検索した結果、建設業に関連したものは、59件のヒットがありました。
内訳は以下の通りです。
■国土交通省
近畿地整 41件
関東地方整備局 1件
九州整備局 1件
四国地方整備局 2件
北陸地方整備局 9件
国総研 4件
■都道府県
青森県 1件
国交省の業務発注を見てみると、i-constructionの取り組みで、CIM活用業務が多いです。
その中で、業務名から推測すると、
・空港・港湾系 2件
・橋梁系 35件
・河川・堤防系 5件
・道路系 2件
・トンネル系 2件
・樋門系 3件
・マニュアル策定等 10件
といった発注になっています。
また唯一、県発注で検索された、青森県の発注を見てみますと、業務内容は
・3次元点群測量 :地図情報レベル500
・道路予備修正設計 :詳細度300
・道路詳細設計 :詳細度300
で、「CIMモデルを作成し、設計案の比較検討、住民説明および、ICT施工の導入を目的として作成するもの」と記載があります。
さらに、CIMモデルには、
・属性情報
・自動的な数量、工事費、工期の算出
・施工段階を見据えた構築
といったことが、特記仕様書の記載されており、かなり先進的な発注となっています。
今後、各県で増えるか、状況を注視していきたいと思います。