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 コンピュータの進化とそのスピード
 

2015/03/26

 今年1月、Windows 10の販売開始が2015年夏頃を予定していると発表されました。 Window 10では更なる新機能が追加されるそうです。 また、Windows 7/8.0/8.1ユーザはWindows 10発売から1年間は無料でアップグレードできるそうです。 Windows 8が発売されたのが2012年でしたので、3年間でアップグレードということです。



 (2012年10月発売)

 (2015年夏頃発売予定)


 Windowsに限らず、新製品が発表される間隔が短いのはコンピュータ業界ならではでないでしょうか?


 これはコンピュータ産業がものすごいスピードで進歩しているともいえます。


 コンピュータに関する世界的に有名な専門書「コンピュータの構成と設計 ハードウェアとソフトウェアのインターフェイス」※1では、運送産業と比較して以下の様に述べられています。


”もし運送産業がコンピュータ産業と同じ速度で進歩していたとすれば、今日アメリカの東海岸から西海岸まで旅行するのに必要な時間は1秒、料金は数セントになっていたはずである。 そのような改善が社会をどのように変えるかを想像してみよう。 タヒチ島に住まいを構え、サンフランシスコまで通勤し、夕方にはモスクワのボリジョイ劇場にバレエを観劇に行くことができる。”

 前振りが長くなってしまいましたが、コンピュータ産業の進歩はいったいどのようなものなのかを数回に渡って述べてさせていただきたいと思います。 今回は、コンピュータ産業の進歩を簡単に見ていきましょう。


 まず、スーパーコンピュータから見ていきましょう。 下のグラフは過去のスーパーコンピュータの性能を示しています。 オレンジの三角()が、その時点の世界1位のスーパーコンピュータの性能を示しています。 青色の四角()は世界500位の性能を示しており、緑の円()は1位から500位の性能の合計を示しています。


 


 (Top500:http://www.top500.org/statistics/perfdevel/ 一部加筆)

 2014年11月時点の世界1位(天河2、中国)と10年前の世界1位(BleuGene、アメリカ)ではなんと約480倍もの性能差があります。


 この480倍の成長を引用として取り上げた東海岸から西海岸までの時間で計算してみましょう。 サンフランシスコ空港からニューヨークにあるジョン・F・ケネディ空港間は約6時間です。 これを480倍高速にすると45秒です。引用の1秒までとはいかないにしても、非常に短縮されることが分かります。 そして、タヒチ島に住みながら、サンフランシスコに通勤することも、就業後にモスクワに遊びに行くことも可能な感じがします。


 インターネット回線もコンピュータ産業に大きな変化をもたらしました。 2001年あたりから一般に普及したADSLの速度は8Mbps※2程度でしたが、今日主流になりつつある光回線はその約125倍の1Gbpsとなっています。 回線速度が向上することで、低速度ではサービスとして難しかった動画サイトなどのインターネットコンテンツの幅が大きく拡がり、インターネット産業にも大きな変化をもたらしました。


 以前紹介させていただいたグラフィックボードは、半年から1年の間隔で新しいものが発表されています。 そして、現在のグラフィックボードの理論性能は20年前のスーパーコンピュータと同等であります。 そのグラフィックボードをパソコンに搭載することで20年前のスーパーコンピュータの性能を実現できます。


※1)



【著者】David A. Patterson(著)、
John L. Hennessy(著)、成田光彰(訳)
【出版社】日経BP社
【発行日】2006年3月20日
【ISBN】4-8222-8266-X

※2) bpsとは1秒間に送信できるビット数です。 1Gbpsでは1秒間に10億ビットも送信できるのです。 ちなみに、よく耳にする単位としてバイト(byte)がありますが、1バイトは8ビットを意味します。 ですので、10億ビットは125Mバイトに相当します。

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