研究テーマ名 |
提案概要 |
研究代表者名 |
備考 |
【政策領域①:新たな行政システムの創造】 |
都市圏交通調査・分析・予測手法の先導的プラットフォームの構築と実装 |
スマートフォン上のアプリを使用した安価な交通調査を実用化し、平成24 年度秋の熊本都市圏PT 調査と連動して大規模サンプルで実行し、既存調査手法との比較・分析、高度な交通需要予測手法の実用化を目指す。 |
円山 琢也 (熊本大学) |
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道路資本の市町村別ストック推計に関する研究開発 |
道路資本のストック額を市町村別に推計するための方法を開発し、日本の全市町村を対象とした推計を行う。また、推計されたデータを用いて道路投資の財務・経済分析を行う。さらに、通常業務における経理処理と電子納品されるデータを用いた道路資産情報管理システムの雛形を提示する。 |
堤 盛人 (筑波大学) |
※FS(革新的研究調査)研究課題として採択。 |
道路の旅行時間信頼性の評価と運用に係る研究開発 -経済便益計測手法の提案と経路誘導システムの構築- |
道路の旅行時間信頼性(移動の定時性)が向上したことによる経済便益の計測・評価手法を提案・検証するとともに、旅行時間の不確実性を前提とした経路誘導アルゴリズムの開発とそのシステム構築について研究する。 |
福田 大輔 (東京工業大学) |
※FS(革新的研究調査)研究課題として採択。 |
【政策領域③:コスト構造改革】 |
「カルバートを含む盛土構造の大型実験および精緻な数値解析による耐震性能検討および景観性優れた連続アーチカルバート盛土の設計規範の構築」についての研究開発 |
プレキャストアーチカルバートを盛土内に連続的に設置する構造物の耐震性能を検討し、その設計規範の構築を目指す。盛土構造の弱点とされていた地域分断や閉塞感を解消し、地域の要望から橋梁を選択しなければならない地点でも盛土構造の導入を可能とし、快適で災害に強い社会資本整備をコスト縮減施策の中で進めていくことが可能となる。 |
木村 亮 (京都大学) |
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【政策領域⑤:美しい景観と快適で質の高い道空間の創出】 |
歩行者の表情・しぐさを利用した空間評価指標についての研究開発 |
歩行者の心理を正確に反映した街路歩行空間の評価手法を確立するため、外部から観察可能な歩行者の笑顔や行動を評価基準とする指標を確立し、その指標を用いて映像解析技術から自動的に指標値を算出するシステムを提案する。 |
久保田 尚 (埼玉大学) |
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【政策領域⑥:交通事故対策】 |
改良対策立案のための交差点安全性評価シミュレータの研究開発 |
本研究開発は、交通安全対策代替案の安全性に関する定量的評価を行うための、交差点安全性評価シミュレータを開発するものである。実測データに基づき、車両と横断歩行者の軌跡・速度の変化、各種判断挙動、およびそれらのばらつきを交差点の幾何構造や制御条件に応じて確率的にモデル化してシミュレータに実装し、コンフリクトの程度を再現することで、ヒヤリハットなどの危険性を空間的に出力可能とする。 |
中村 英樹 (名古屋大学) |
※FS(革新的研究調査)研究課題として採択。 |
【政策領域⑦:防災・災害復旧対策】 |
津波に強い道路構造物の研究開発 |
東日本大震災により発生した10m を超える巨大津波による道路構造物(橋梁、土構造物)の被害調査を実施し、津波高、津波流速と構造物の被害の関係を定量的に評価する。ついで、実損傷構造物をモデルとした水理模型実験により、構造物に作用する流速や圧力分布を求める。これらの結果を基に、10m を超える津波の橋梁への作用力、抵抗力算出手法を提案する。同様に遠心模型実験により土構造物の被災基準および対策手法を提案する。以上の結果を取りまとめて、道路構造物に対する耐津波設計手法を提案する。 |
幸左 賢二 (九州工業大学) |
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【政策領域⑧:道路資産の保全】 |
コンクリート桁橋の多点同時可搬式振動計測による健全性評価法の実用化研究 |
全国のコンクリート桁橋に適用できる合理的・実務的な健全性評価法を提供し、外観目視点検による定性的な道路橋梁の維持管理で定量的評価を実用化することを目的とする。交通に制限を加えることのない可搬式振動計による多点同時振動測定とそれに基づき評価された曲げ剛性を指標とした健全度評価の2 段階から成る技術を多数(100 橋)の橋梁への適用事例を基に研究開発する。 |
森 伸一郎 (愛媛大学) |
※FS(革新的研究調査)研究課題として採択。 |
疲労き裂の補修技術に関する研究開発 |
本研究では、疲労き裂が生じた鋼橋部材に対して、簡易にかつ即時性をもって補修するための技術開発を行う。具体的には、ICR、樹脂注入法、溶接補修の3 つの技術を取り上げ、それぞれの効果と適用限界を定量的に明らかにするとともに、実施工技術を開発する。 |
舘石 和雄 (名古屋大学) |
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舗装路面の動的たわみ計測装置の開発と健全度評価 |
本研究では、路床の泥濘化や地下埋設物の老朽化・劣化等に伴う舗装路面下の空洞等の構造的欠陥を迅速かつ的確に把握し、舗装の健全度評価を行うことができる走行式の非破壊検査装置である“動的たわみ測定装置”を開発し、実舗装において健全度評価を行うものである。 |
竹内 康 (東京農業大学) |
※FS(革新的研究調査)研究課題として採択。 |