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  平成27年度のNETIS活用状況が発表されました
  〜直轄工事の約半数で新技術を活用〜
 

平成28年6月29日

 
 公共工事等における新技術活用システム(NETIS)の活用状況が24日に発表され ました。今回は、その内容の一部をお伝えします。平成27年度に新技術が活用さ れた工事の割合は44.5%です。昨年(45.8%)よりも僅かに下がりましたが約半数が NETIS技術を提案しています。NETIS登録技術を活用した場合、工事成績評定点で 加算されることが提案件数の増加に繋がっていると思います。

■活用件数は、15,388件(述べ技術数)
 その中で、工種ランキング(トップ5)は次のとおりとなっています。

 第1位:コンクリート工 (3,093件)
 第2位:仮設工  (2,946件)
 第3位:土工  (1,550件)
 第4位:共通工  (1,482件)
 第5位:道路維持修繕工 (1,340件)

■施工者が新技術を活用する施工者希望型の技術ランキング(全14,021件)

 第1位:仮設工 (新昇降機材)
 第2位:仮設工 (車載トイレ)
 第3位:コンクリート工 (洗い出し不要の打ち継ぎ処理剤)
 第4位:仮設工 (高輝度再帰反射シート)
 第5位:道路維持修繕工 (車両誤進入によるもらい事故防止)

■発注者の指定により活用する発注者指定型の技術ランキング(全1,367件)

 第1位:共通工 (補強土壁工法)
 第2位:共通工 (浅層・中層混合処理工)
 第3位:基礎工 (道路標識柱、道路照明柱用基礎)
 第4位:付属施設 (プレキャストガードレール基礎)
 第5位:付属施設 (ガードレールカーブ対応型連続基礎)

 圧倒的に施工者希望型が多く全体の91.1%になっています。
トップ5を見てみると、施工者が提案しやすい傾向として仮設工が多いのが特徴で す。
設計で任意仮設を指定したものについては、施工者が自由度を持っていることが原因 の 一つではないかと考えられます。その中でも第2位の車載トイレについては、作業者 の 作業環境の問題を上手く捉えた技術だと思いました。

 発注者指定型については、施工者希望型に比べ件数は少ないものの施工者としては提 案し難い大規模な工法提案(補強土壁工法)が1位になっています。

 また、発注者指定型において、いさぼうネット賛助会員の工法もランキングに入って います。

・第7位:グリーンパネル工法(株式会社ダイクレ)
https://isabou.net/sponsor/daikure/gaiyou.asp

・第10位:MTパイプ(二重式排水管)による水抜きボーリング工法 (株式会社エスイー)
http://www.se-kankyobosai.jp/product/mtpipe.php

 ランキングについては、20位まで発表されています。
ランキングでは、詳しい技術名 が記載されていますので、国土交通省のページをご覧ください。
http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_000347.html

 

 

 
 
 

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