平成29年1月30日(月)、砂防会館 大会議室にて、「i-Construction 推進コンソーシアム 設立総会」が開催されました。
このたび、設立総会に参加してきましたので、そのレポートをお送りします。

この「i-Construction 推進コンソーシアム 設立総会」は、
・規約の承認
・会長・副会長・企画委員の選任
・WGの設立の承認
・会長・副会長の挨拶
・国土交通大臣挨拶
・今後のスケジュール
という議事次第で執り行われました。
規約は、下記リンクで確認することができますが、(目的)には、
「第2条 コンソーシアムは、調査・測量から設計・施工・維持管理までのあらゆるプロセスで ICT等を活用して建設現場の生産性向上を図る「i-Construction」を推進するため、様々な分野の産学官が連携して、IoT・人工知能(AI)などの革新的な技術の現場導入や、3次元データの活用などを進めることで、生産性が高く魅力的な新しい建設現場を創出することを目的とする。」と記載されています。
特筆すべきは、人工知能(AI)という文言が記載されており、時代の変革期にいることを改めて感じます。
▽「i-Construction推進コンソーシアム 設立総会」(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/tec/tec_fr_000030.html
承認された会長の小宮山 宏 (株)三菱総合研究所 理事長から、目(イメージセンサー)、頭脳(AI)、機械が融合する今は、革命、カンブリア紀に近いという表現があり、その言葉に思わずワクワクしました。
当然ながら、建設業界における現在の状況があり、その進化の必要性については、副会長から説明がありました。
さらに、石井国土交通省大臣が参加され、i-Constructionに対するお祝いのお言葉がありました。
承認された企画委員は、17名で、業界団体9名、どちらかというと建設業界以外の分野の方が9名という布陣となっています。
建設業界以外の方では、ヤフー、日本ベンチャーキャピタル協会、ソニーコンピュータサイエンス研究所、三菱総合研究所、富士通研究所、事業構想大学院大学、経営共創基盤、シンクタンクといった、世の精鋭者が選任されています。
他業界から遅れているといわれる建設業ですが、新しい風が吹きこむ予感がしました。
会場は、事前に1社あたり1、2名の参加という連絡があったのですが、繁忙期の時期に満員御礼といった具合でした。
会員は、2017年1月25日現在で、458社で、ほとんどは、施工会社、建設コンサル、建機・資材メーカー、システム関連、大学関係者ですが、都道府県から30都府県、市町村から7市町の参加がありました。
実際、本格的な決め事や情報収集はWGが動きだしてからになると思いますが、ぜひお時間がありましたら、下記ページをチェックしてください。
(国土交通省資料より)
▽入会案内・申し込みページはこちら(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/tec/tec_mn_000008.html
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