本単価は、平成29年3月から適用となっています。
アベノミクス開始後、一方的に上がり続けていますが、今回の改訂でも上がりました。
設計、測量、地質と上がり方は異なりますが、特に地質が上がっています。
以下は過去4年の単価です。
技師長、主任技師、技師Aが大きく上がっているのに対し、技師C、技術員は微増です。
今後よりレベルの高い技術者を求めていく方針の表れかもしれません。

また以下は、平成6年からの単価の流れです。
平成9年をピークに下がり続けた単価は、平成19年頃に横ばいとなり、平成26年から急上昇、ようやく平成9年レベルに近づいてきました。

測量も今回は大きく上がっています。
設計と同様にハイレベルの技術者ほど単価は上がっています。
ただ設計と比べ、平成9年のレベルにはもう少し差があります。


ここ数年急激に上がってきた地質ですが、今回の上がり方は多少減速してきました。
他の2分野と同様に高レベル技術者ほど単価が上がる傾向は同じです。
地質調査技師、主任地質調査員については、平成9年レベルの単価をはるかに超えています。
地質調査技師の40,900円は設計でいうと、技師Aと技師Bの間にあたります。


いさぼうネットでは、平成6年度からの単価を一覧表にしています。
●年度別設計業務委託等技術者単価表[平成6年度〜平成29年度]
●平成29年度設計業務委託等技術者単価について(国土交通省)
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