国土交通省道路局は、道路政策の質を一層向上させるため、平成16年10月から新道路技術会議を設置しており、今回研究課題を募集します。
1.募集期間
平成29年11月10日(金)から平成29年12月22日(金)
2.研究期間
平成30年度から3年間以内
3.公募タイプ
タイプT(政策実現型:現在の道路行政の重点課題の解決に資する研究)
タイプU(技術ブレイクスルー型:技術的課題の画期的な解決を目指す研究)
タイプV(新政策領域創造型:政策横断的な視点から道路行政の新たな政策領域を提案する研究)
タイプW(特定課題対応型:道路行政における社会的なニーズ等を踏まえた特定の政策課題に対応した研究)
特定課題
○AIを活用した交通分析・予測・マネジメント手法の開発
○道路構造物の点検・診断結果の判断及び活用に資する研究開発
募集する研究テーマは、以下の「10の政策領域」のいずれかに関するもの(複数領域に関するものも可)で、かつ上記の「公募タイプ」のいずれかに該当するものを対象とします。
○10の政策領域
(1)新たな行政システムの創造
(2)道路ネットワークの形成と有効活用
(3)新たな情報サービスと利用者満足度向上
(4)コスト構造改革
(5)美しい景観と快適で質の高い道空間の創出
(6)交通事故対策
(7)防災・災害復旧対策
(8)道路資産の保全
(9)沿道環境、生活環境
(10)自然環境、地球環境
提案書類の審査は、国土交通省道路局に設置する専門家からなる新道路技術会議において行われます。
審査手順は、一次審査、ヒアリング審査、二次審査が行われます。
ちなみに昨年度はり9件が採択されました。そのテーマは以下の通り。
〇自動運転と道の駅を活用した生産空間を支える新たな道路交通施策に関する研究開発
〇対流型地域圏における自動走行システム普及に向けた新たな道路ストック評価手法
〇生産性向上とライフサイクルコストの削減に資する膨張材併用軽量床版の研究開発
〇耐候性鋼橋梁の診断・補修技術の高度化についての研究開発
〇質の高い交通時代のモビリティの価値の計測手法開発に関する研究
〇観光流動把握を目的とした交通流動推定システムの研究開発
(FS(実行可能性調査)研究として採択)
〇部分係数設計に向けた塑性化を考慮した鋼桁設計法の研究開発
〇交通事故リスクマネジメント手法の研究開発
(FS(実行可能性調査)研究として採択)
〇リモートセンシング技術を活用した道路土構造物の維持管理の効率化に関する研究開発(FS(実行可能性調査)研究として採択)
大学関係だけに限ったものではありません。
メーカ、ゼネコン、建設コンサルと産・学・官の連携を強化し、この機に一度応募してみませんか
▽道路:技術研究開発:募集(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/road/tech/shinki/koubo.html
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