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 長期評価による地震発生確率値の更新について
 

平成30年2月15日

   

 先日、ニュースをみていたら、「南海トラフ地震、30年以内、80%」というセンセーショナルなキーワードが入ってきました。
 いさぼうネットの会員様は、土木技術者が多くおられますので、今回は、このニュースのネタ元のご紹介をいたします。
 まず、キーワードのネタ元ですが、これは、「地震調査研究推進本部(地震本部)」の発表から、ということになります。

 この「地震調査研究推進本部」ですが、ホームページによると「本部長(文部科学大臣)と本部員(関係府省の事務次官等)から構成され、その下に関係機関の職員及び学識経験者から構成される政策委員会と地震調査委員会が設置されています。」と記載されています。
 私も誤解があったのですが、てっきり中央防災会議からの発表だと思っていました。
(中央防災会議は、内閣の重要政策に関する会議の一つとして、内閣総理大臣をはじめとする全閣僚、指定公共機関の代表者及び学識経験者により構成。防災基本計画の作成や、防災に関する重要事項の審議等を行う会議)

 下記が、地震調査研究推進本部のホームページアドレスです。

▽「地震調査研究推進本部(地震本部) 」ホームページ
http://www.jishin.go.jp/

 このホームページを調べたところ、今回発表の南海トラフの件もありました。
 平成30年2月9日発表「長期評価による地震発生確率値の更新について」がそれになります。
地震発生確率値は1月1日に再計算を行い、毎年発表されています。
 
 南海トラフにおける地震発生確率については、昨年平成29年1月1日の算定時では、30年以内の発生確率が70%となっていました。
 それが今年の算定では80%となり、センセーショナルなニュースとして報道されました。
 ちなみに、この「長期評価による地震発生確率値の更新について」ですが、主要活断層、ならびに、海溝型それぞれの地震規模、評価が記載されております。
 資料としても非常に有意義ですので、ぜひお時間のある時に目を通してみてはいかがでしょう。

 いつかは来る、がいつ来るかわからないのが地震です。被害を軽減するためにも、日ごろの情報収集を行っていきたいものです。

▽「長期評価による地震発生確率値の更新について」(地震調査研究推進本部)
http://www.jishin.go.jp/evaluation/long_term_evaluation/chousa_18feb_kakuritsu_index/

▽「過去に公表した活断層及び海溝型地震の長期評価結果一覧」(地震調査研究推進本部)
http://www.jishin.go.jp/evaluation/long_term_evaluation/lte_summary/p_hyoka02_chouki_p/

 

 

 

 
 
 

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