平成30年2月16日に、平成30年度設計業務委託等技術者単価が発表されました。
本単価は、本日平成30年3月1日から適用となっています。
アベノミクス開始後、一方的に上がり続けていますが、今回の改訂でも全てにおいて上がってきました。
以下に、設計業務、測量業務、地質業務の過去5年の単価(基準日額(円))について、その詳細を展開してみました。
昨年との差額は、主任技師以上はほぼ同じ金額でそれぞれ上がっています。
また、技師(A、B、C)、技術員も同様の推移となっています。

また以下は、平成6年からの単価の流れです。
平成9年をピークに下がり続けた単価は、平成19年頃に横ばいとなり、平成26年から急上昇し、平成9年レベルに近づいてきています。

測量業務も上がっています。
昨年は設計業務と同様に、ハイレベルの技術者ほど単価が上がる傾向が強い感がありましたが、昨年と
比較しますと、上位の技術者(測量主任技師、測量技師)の上がり幅は落ち着いた感があります。
ただ設計業務と比べ、平成9年のレベルにはもう少し差があります。


ここ数年急激に上がってきた地質業務ですが、昨年は少々減速傾向となった差額が、今年は大きく上がりました。
なお、高レベル技術者ほど単価が上がる傾向が明確に現れています。
昨年と同様に、地質調査技師、主任地質調査員については、平成9年レベルの単価をはるかに超えています。
地質調査技師の42,900円は設計業務でいうと、技師Aと技師Bの間にあたります。


いさぼうネットでは、平成6年度からの設計業務委託等技術者単価表を一覧表にしています。
ぜひ、参考資料としてご利用ください。
●年度別設計業務委託等技術者単価表[平成6年度〜平成30年度]
●平成30年度設計業務委託等技術者単価について(国土交通省)
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