国土交通省は、平成31年度予算に向けて3事業の新規事業採択時評価を開始します。
以下の3事業です。
<ダム再生の新規事業候補箇所>
○北上川上流ダム再生事業 (東北地方整備局)
○藤原・奈良俣再編ダム再生事業 (関東地方整備局)
○岩瀬ダム再生事業 (九州地方整備局)
ダム再生はH.26.6に策定された「ダム再生ビジョン」によっています。
本ビジョンでは、ダムの長寿命化、施設能力の最大発揮のための柔軟で信頼性のある運用、高機能化のための施設改良などの既設ダムの有効活用を加速するための方策をとりまとめたものです。
例えば既設ダムを有効活用する「ダム再生」の特長として、
・利水容量を洪水調節に活用するなど運用改善だけで新たな効果を発揮
・ダム堤体のわずかな「かさ上げ」で貯水容量を大きく増加
などがあり、また「ダム再生」を支える各種技術の進展としては、
・レーダ雨量計の高性能化によるダムの運用改善
・ダム貯水池における高い水圧がかかる大水深での大口径の堤体削孔
などをうたっております。
▽【資料1】ダム再生ビジョン 概要 [PDF形式:396KB](国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/common/001190128.pdf
▽【資料2】ダム再生ビジョン 本文 [PDF形式:870KB](国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/common/001190127.pdf
ダム再生は、国土交通省の生産性革命プロジェクトの中の1つです。
この他、航空インフラ革命、河川空間活用イノベーション、i-construction、
車のICT革命、なども全てこの中にあります。
今後の国土交通省政策の中心といっても過言ではありません。
ぜひ一度目を通していただき今後の公共事業の方向性を確認していただきたいと思います。
▽生産性革命プロジェクト(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/point/sosei_point_tk_000021.html
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