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 通達、業界ニュース
 ついに・・ICTが法面にも
平成31年4月18日

 国土交通省では、ICTや3次元データの活用等により、i-Constructionを進めていますが、 平成31年度以降、更なるICTの活用による生産性向上を図るための要領、基準類を改定・発表しています。

 その中で、ICT施工の工種が拡大され、いよいよICT法面工が具体化されてきました。

▽国土交通省の資料:「i-Constructionの貫徹に向けた基準類の策定」http://www.mlit.go.jp/common/001283918.pdf

 ここでは、同資料のうちの法面工の部分を画像引用して説明します。


 従来の法面工は以下のように施工されていました。

① 測量・・・斜面上を実測作業します。
測量・・・斜面上を実測作業します。

② 起工測量に基づき、設計成果を修正、法枠割り付けなど、配置を見直します。
起工測量に基づき、設計成果を修正、法枠割り付けなど、配置を見直します。
 

③ 施工

④ 施工後、斜面上の出来高計測
施工後、斜面上の出来高計測

⑤ 高所斜面上、その場で検査
  施工を含め、ほとんどが現地にて実施することとなっていました。

高所斜面上、その場で検査

 これがICT施工となり、以下のように変わります。

① 測量はUAV・TLSにより、3次元測量を行います。斜面に上る必要はなく、人の立入が危険な急傾
  斜も短時間で面的に3次元測量を実施できます。

測量はUAV・TLSにより、3次元測量を行います。

② 3次元測量データによる設計・施工計画を行います。3次元測量結果から吹付面の照査に基づく変
  更数量算出します。

3次元測量データによる設計・施工計画を行います。

③ 施工

④ 出来形数量確認には点群の他TS等ノンプリ断面計測も可とします。これは画期的であり、現地に
  上る必要がありません。管理は従来規格値及び測定項目を使います。これらは法面工のうち、当
  初は吹付けに適用し、今後現場打ち法枠や、プレキャスト法枠等へ適用範囲を拡大していきま
  す。

出来形数量確認には点群の他TS等ノンプリ断面計測も可とします。

⑤ 面データによる検査:検査の効率化を計りTS等を用いた出来形管理により検査を効率化します。
  斜面上というよりも現場でなくても検査可能となります。

 面データによる検査:検査の効率化を計りTS等を用いた出来形管理により検査を効率化します。

⑥ 施工・検査データは、維持管理の初期値データとなります。技術、ソフトウェアの確立により取
  得データを点検等の初期値として利活用するのです。

 施工・検査データは、維持管理の初期値データとなります。

 

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