今回は、海岸保全施設についての情報です。
海岸保全施設とは、海岸を津波や高潮、浸食から防護する施設で、堤防、護岸、水門、離岸堤、などがあります。
その目的は、その背後にある人命や財産を守る施設です。
具体的には、根固工、消波工、消波堤、人工リーフ、突堤、離岸堤、トンボロ、有脚式離岸堤等のことを言います。
その海岸保全施設についてですが、今回国土交通省から、「砂浜」を海岸保全施設として指定することが発表されました。
初めて「砂浜」が海岸保全施設に指定されたのです。
国交省のHPでも以下の記載が加わっています。
養浜: 波により砂浜が後退した海岸に、砂を投入して砂浜の復元を図ること。
(http://www.cbr.mlit.go.jp/kawatomizu/2-f/hozen.htm 国土交通省
中部地方整備局 河川部より)
海岸も人命・財産を守る施設である、ということになったということです。
施設である以上、管理をしていくこととなります。
国土交通省では、今後、砂浜の保全・浸食対策として、モニタリング技術を用い、浸食する前に予防管理していく方針を立てていくとのことです。
資料では、UAVによる、3D測量を予定しているそうです。
今後、同様の指定が増えることが予想されます。
ぜひご一読いただければ参考になるのではないでしょうか。
海岸名称:加越沿岸松任海岸
地名:石川県白山市徳光地先
▽「一歩先を見据えた予防的な砂浜侵食対策へ〜「砂浜」を海岸保全施設として指定しました〜」(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/report/press/sabo02_hh_000077.html
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001308386.pdf
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