令和2年2月14日に、令和2年度 設計業務委託等技術者単価が国土交通省から発表されました。
本単価は、令和2年3月1日から適用とされています。
改定後の単価のポイントとして、
「今回の決定により、全職種単純平均で対前年度比3.1%引き上げられることになります」、「8年連続の引き上げにより、全職種単純平均値が40,260円となり、公表を開始した平成9年度以降で最高値を更新しました」と
発表されています。
いさぼうネットでは、設計業務、測量業務、地質業務の各職種について、過去6年の単価(基準日額(円))をまとめてみました。
基準日額の昨年との差額
では、一番高い差額1,500円で主任技師、技師B、技術員が並び、次に差額1,300円で理事、技師長、その次に差額1,200円で技師Aと続きます。
昨年、最も高い差額3,300円だった主任技術者は今回1,000円の差額となり技師Aより低い推移となっています。

(円)
また以下は、平成6年からの単価の流れです。
平成9年をピークに下がり続けた単価は、平成19年頃に横ばいとなり、平成26年から急上昇し、
今回の改訂でも主任技術者を筆頭に、右肩上がりとなっています。

測量業務も上がっています。
一番高い差額2,400円で測量技師、次に差額1,900円で測量主任技師と続きます。
測量技師補、測量助手、測量補助員は、差額100円〜300円の間での推移となっています。

(円)

ここ数年急激に上がってきた地質業務ですが、
今回も上がっており、特に高レベル技術者である地質調査技師の単価は、昨年より若干下がったものの、その差額は2,000円と、上がり幅としては今回も大きく
推移しています。

(円)

いさぼうネットでは、平成6年度からの設計業務委託等技術者単価表を一覧表にまとめています。
ぜひ、参考資料としてご利用ください。●年度別設計業務委託等技術者単価表[平成6年度〜
令和元年度]
●令和2年度 設計業務委託等技術者単価について(国土交通省)
●[報道発表資料(PDF)]:令和2年度 設計業務委託等技術者単価について(国土交通省)
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