今週は道路に関する情報を2つお知らせします。
1.道路に関する新たな取り組みの現地実証実験(社会実験)の公募開始
国土交通省道路局では、新たな施策の展開と円滑に事業を実施することを目的とする現地実証実験(社会実験)と、民間企業が有するアイデア「シーズ」と地方公共団体等が抱える課題「ニーズ」をマッチングして、現地実証実験に活用できるようなアイデアの公募も行っています。
【民間企業等が有するアイデア公募】(本省、地方整備局等で受付)
○ 募集内容:地域の課題解決に資する道路での新たな取り組みのアイデア
○ 応募者:民間企業等
○ 提出先:国土交通省 道路局 環境安全・防災課または地方整備局等
○ 受付期間:令和4年7月7日(木)〜 8月1日(月)
○ 公募要領等:詳細は、以下公募要領(アイデア公募)を参照
【道路に関する新たな取り組みの現地実証実験の公募】(地方整備局等で受付)
○ 募集内容:道路施策の導入に先立ち場所や期間を限定し、試行・評価する現地実証実験
○ 申請者:地方公共団体
※民間企業が現地実証実験を行いたい場合は、一緒に取り組む地方公共団体
と協議会等を組織し、地方公共団体が申請することが可能。
○ 提出先:実験を実施する地域を管轄する地方整備局等
○ 受付期間:令和4年7月7日(木)〜 8月1日(月)
○ 公募要領等:詳細は、以下公募要領(実証実験)を参照。
よいアイデアを持っている企業、また提案途中の案件でも自治体とコラボすることによって高い実現性となるのではないでしょうか。
2.道路施設の詳細な点検データの公開開始
国土交通省道路局では5月から「全国道路施設点検データベース〜損傷マップ〜」において橋梁、トンネル等の基礎的なデータ(諸元、点検結果等)を無料で公開していましたが、7月12日から、より詳細なデータの有料公開を開始します。
(1)全国道路施設点検データベースとは
・橋梁、トンネル等の諸元、点検結果等の基礎的なデータを持つ基礎データベース
・道路施設のより詳細なデータを持つデータベース(詳細データベース)群
で構成されています。
道路管理者毎に蓄積されている定期点検のデータを一元的に活用できる環境を構築することで,研究機関や民間企業等による技術開発の促進、更にはこれらによる維持管理の効率化・高度化等を目指しています。
(2)今回公開したデータ等
基礎データベース部分を5 月に無料で公表していましたが、今回詳細データベースを有料で公開します。
希望の方は、下記URL から利用者登録等、また料金等の詳細についても確認できます。
(3)今後の取り組み
地方公共団体等の道路管理者との連携等によるデータの拡充や国土交通データプラットフォームとの連携等を進めていく。
有料というのが少し気になりますが、当該データがどのように利用されていくかについて大きな変革であり、様々なアイデアが生かされる可能性を秘めた施策です。
<参考リンク>
▽「道路」(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/road/index.html
▽「全国道路施設点検データベースのご案内」(一般財団法人日本みち研究所)
http://rirs.or.jp/tenken-db/
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