国土交通省が運営・管理している国土交通データプラットフォームの新バージョンがリリースされました。内容としては、利便性の向上を目的とした新機能の追加や連携するデータの拡充・更新が行われています。
国土交通データプラットフォームは、国土交通省が推進する取り組みの一環であり、国土交通省の保有データと民間企業からのデータを統合し、現実の事象をサイバー空間で再現するデジタルツインという手法を用いて、業務効率化やスマートシティの発展、産学官連携によるイノベーションの創出などの活躍を期待されているもので、現在構築が進められています。
【国土交通データプラットフォーム 主なバージョンアップの内容】
(1) 浸水想定区域内に位置する施設の検索や位置把握を容易に実施可能
・浸水想定区域内の施設集計アプリ(ソナエル)を開発
・浸水想定区域内における施設数(複数設定可能)の検索・集計が可能
・地図画面に表示された検索結果の画像出力・施設情報一覧のCSV 出力が可能
(2)地図画面における検索・表示機能の改良
(「地図から検索」機能、3 次元地図表示がワンクリックで可能)
・地図画面の表示範囲内における連携データの検索が可能
・検索結果をデータセット、年度等の条件で表示・非表示の選択が可能
・3次元地図上での表示が1クリックで実施可能
(3)道路工事情報の見える化(直轄道路工事データ、高速道路会社工事データ)
・工事実績情報から関連データとして、直轄道路工事の設計図面データ・高速道路会社の工事発注
図面データの検索・表示・ダウンロードが可能
(4) 利用者向けAPI の機能拡張
・利用者向けAPIについて検索・取得機能を拡張
・指定した地点・半径(m)内のデータを検索する空間検索機能を追加
・ZIPファイル・サムネイル画像のURL、データ数等を取得するための機能を追加
(5) データ連携の拡充
・工事実績情報
・工事図面データ
・自然災害伝承碑
詳細については、下記の国土交通省のページをご覧下さい。