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国土交通省より、道路データプラットフォームが公開されています
令和7年6月19日
国土交通省道路局は道路システムのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する「xROAD(クロスロード)」の一環として、道路に関する基礎的なデータを一元的に集約し、幅広く提供する「道路データプラットフォーム」の一般公開と、全国の直轄国道で機械観測されている方向別交通量を取得できる交通量データAPIの公開を発表しました。
道路データプラットフォームには、これまで道路管理者間で共有されていた交通量やETC2.0の速度データなども含まれており、これらのデータを誰もが見て、触れて、使えるようになりました。
道路データプラットフォームは「ポータルサイト」と「道路データビューア」の2つの機能で構成されています。「ポータルサイト」では、データの概要や閲覧可能なリンク、連携するAPIアプリケーション・プログラミング・インターフェース仕様書等を確認できるカタログサイトとして機能します。一方、「道路データビューア」は、各データを一元的に閲覧でき、地図上で重ね合わせて表示することが可能なウェブマップシステムです。閲覧できる各データには、全国約2,600箇所で観測されている最新の交通量を最短30分前からリアルタイムで公開するほか、ETC2.0から収集される全国約20万kmの道路区間における平均旅行速度を毎月更新し、最長1年分を提供します。さらに、令和3年に実施された全国道路・街路交通情勢調査における自動車起終点調査結果のODデータや、直轄国道等の詳細な平面図データである道路基盤地図情報などが含まれています。
また、同日に公開された交通量データAPIによって、常設型のトラフィックカウンター及びCCTV映像を活用したAI型のトラフィックカウンターが全国約2,600箇所で観測している方向別交通量データのうち、一定の精度が確保されている交通量データが取得できるようになりました。
国土交通省では、今後もデータベースやAPIの拡充を継続し、道路管理アプリケーションの導入による業務高度化と民間企業との連携によるオープンイノベーションを推進することで、道路利用者への安全性確保と利便性向上を実現する道路システムDX「xROAD」の全面展開を図っていくとしています。
●道路データビューアをちょっと見てみる
道路データビューアで通常検索モードを選択すると、デフォルトでは交通量データ(最新データ)表示される仕様となっています。主に高速道路および国道に設置されるトラカン(トラフィックカウンター)による最新データの交通量が表示されます。
左側のメニューバーからは、点検DBや道路属性データが重ね合わせ選択できます。下図では、点検DBの道路橋を表示した結果です。交通量データをクリックすると、直近5分間の走行方向、車両別の交通量が表記されます。また、点検DBでは、施設名や路線名、点検結果といった情報を確認できる仕様となっています。交通量は過去データの表示も可能なため、特定の時期や時間帯の交通量を確認することができます。
このような交通量データはAPIでも配信する仕様となっていますので、今後、スマホアプリ等で、リアルタイムな交通量が簡単に確認できたり、より正確な経路検索サービスが提供されていくことが予見されます。
詳細については、下記の国土交通省のページをご覧下さい。
▽『「道路データプラットフォーム」を公開します
〜xROADの一環として、道路関係のデータを集約、幅広く活用可能に!〜』(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001931.html
▽『全国の直轄国道の交通量データを取得可能なAPIを公開開始します
〜xROADの取組として、道路関係データのオープン化を推進〜」(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001930.html
▽道路データプラットフォーム「ポータルサイト」(国土交通省)
https://www.xroad.mlit.go.jp/
▽道路データプラットフォーム「道路データビューア」(国土交通省)
https://view.xroad.mlit.go.jp/

 

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