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『いさぼう技術ニュース』 http://isabou.net/ 平成18年09月07日号
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先日鳥取県で実施された「地すべり学会」では、3次元解析が当たり前のように議論
されていました。数年前まではある特定の技術者達が離れたところで議論していた
世界が、正に現実の業務へと場所を変え、営業や技術の差別化として利用されて
います。さらに3次元解析もさることならば、3次元設計の波も来ようとしています。
今回のいさぼう技術ニュースは、身近に迫った3次元設計がどのようなものか、結構
簡単なんだ・・・という情報をお伝えしたいと思います。
この3次元設計は「建築」の世界では一足先に主流となっています。かって正面図、
側面図、平面図などの2次元的図面で設計していた建物を、現在では3D-CADで
設計しています。
構造計算や設計に対する考え方などは従来と一切変わりません。3次元で「もの」を
考えることによって、発想力の強化、ミスの減少、説明性の向上などを実現している
のです。
建築設計に携わっている建築士は、2次元設計の頃でも、頭の中では建築対象物を
立体でとらえていたため、3D-CADは単なる便利ツールとして考えているようです。
土木の世界ではどうですか?2次元で設計する場合に、皆さんの頭の中には斜面や
構造物が立体としてとらえられていますか?とらえられている方は新たな勉強をする
必要もありません。便利ツールを使うだけの話です。
といっても抽象的な話ですのでわかりにくいかもしれません。
今回いさぼうでは、具体的な例として、「3次元アンカー工設計」の実施方法、ポイント
のページを作成しました。
------------乗り遅れるな!・・・3次元設計への流れ------------
従来、アンカー工の設計を行う場合の手順は以下のようになっています。
(1) 主断面での安定計算
(2) 主断面でのアンカー工の計算
(3) 平面・展開計画
ここで平面・展開計画は、各設計者の感覚によっています。いい言い方をすれば、「技術者
の色がでる」、悪い言い方をすれば「決めが無くていい加減」となっています。
最近コンピュータとソフト技術の発達により、この流れをより合理的に、かつビジュアルに
設計できる流れができつつあります。
(1) 3次元安定計算
(2) 3次元でアンカー工の配置、計算
概念・知識的には従来の設計と全く同じであることから、専門技術者であれば簡単に設計
できます。ここではその設計法について簡単にまとめました。
「3次元・・・ちょっと手に負えない・・・」などと「食わず嫌い」にならないように早めにその
内容を知っておきましょう。
のり面崩壊の対策を例にして設計します。先ずは安定計算(3次元)をするわけですが、
この際の注意点として・・・
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続きはビジュアルな画面を示しつつ下記ページでまとめてあります。是非アクセスして
この期に3次元設計に対する自己の方針を考えるのもいいかと思います。
▽いさぼう便利ツール
http://isabou.net/index.asp?jump=/Convenience/Tool/index.asp
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☆ いさぼう今週の更新ページ ☆
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ここでは、今週の更新ページ(工法関連以外)をお知らせします。
▽【資格ゲッター】−『地すべり防止工事士』
http://isabou.net/index.asp?jump=/education/jisuberikouji/menu.asp
過去問題を追加しました。(一部有料会員限定)
▽【資格情報早見表】
http://isabou.net/index.asp?jump=/education/qualifying/index.asp
9月に動きのある資格試験情報を更新しました。
▽【企画書・提案書を書くヒント】−Story09.「まずアイデア 」
http://isabou.net/index.asp?jump=/knowhow/kikaku/index.asp
提案・アイデア・企画を考える場合には、とにかく関係するだろうと思われる資料をかき
集め、目に焼き付けるとともに、仕事は連続しているという意識を持って、業務をぶつ切
りで考えないことが大切です。
▽【経済まめ知識】 NO.172(2006/09/02)
http://isabou.net/index.asp?jump=/improve/knowledge/index.asp
・紀陽銀行の公的資金申請
・株価予想が外れても仕方がないのですが・・・
▽【知取気亭主人の四方山話】−第167話「太陽の季節から台風の季節へ」
http://isabou.net/index.asp?jump=/refresh/yomoyama.asp
昔の人の観察眼はすごい。今ほど科学技術が発達していない時代にあって、自然の
営みをよく観察し、その現象を日々の生活の中に巧みに取り入れることによって、実に
上手く自然と付き合ってきた。特に農家の人は、長年にわたる経験から、農作業に関わ
りが深い気象現象の特異日などを暦と関連づけ、不作や凶作を防ぐ超長期の民間予報
として伝えてきた。ところが気象観測機器の発達により科学的データが豊富に利用でき
るようになった近年では、戦時中と違い誰でも最新の気象情報を手に入れることができ
るようになり、その上天気予報も比較的よく当たるようになったため、言葉だけが残りそ
の重要性が薄らいできたものが少なくない。例えば農家の厄日とされた「二百十日」や
「二百二十日」などもほとんど耳にしなくなった ...つづきはコチラ
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