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『いさぼう技術ニュース』 http://isabou.net/ 平成18年10月12日号
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今回の技術メールは河川環境関係の情報をお知らせします。
「魚がのぼりやすい川づくりの手引き書」、皆様は本手引書の存在を知ってい
るでしょうか。
河道の直線化やコンクリート化などに代表される効率性を重視した治水対策は、
一刻も早く安全に洪水を海に流すことを目的としたものです。
一方、これらの流れは必ずしも自然環境に配慮した対応を取っているとはいえ
ず、近年、河川における生物の生息・生育環境を悪化させています。
このような中、平成9年に河川法が改正され、従来からの「治水」と「利水」
に加え、「河川環境の整備と保全」が法の目的に追加されています。
その一つが平成2年度にパイロット事業として開始された「多自然型川づくり」
であり、現在では災害復旧事業まで含めた全ての河川整備において行われてい
ます。
平成2年度から「河川水辺の国勢調査」が、また平成7年度から「河川生態学術
研究」が、さらに平成10 年度からは「自然共生研究センター」での研究が開始
されています。
これらと並行して、魚類の遡上・降下環境の改善を目的に、魚道整備に試行的に
取り組み、堰、床固、ダム及び砂防ダム等の河川横断施設について、施設とその
周辺の改良、魚道の新設・改善、魚道流量の確保等を計画的、積極的に実施すべ
く、「魚がのぼりやすい川づくり推進モデル事業」が平成3年度から開始されま
した。
同モデル事業の開始後10余年が経過した現在、かなりのノウハウが集められてき
ており、国土交通省はそれを「魚がのぼりやすい川づくりの手引き書」としてと
りまとめています。
皆様はご覧になったことがあるでしょうか。
河川横断施設などにより魚の遡上・降下に影響を与えている河川が今も多くあり
ます。
魚道は失った河川の機能を取り戻すための一つの手段であり、魚道も含めて魚が
すみやすい、また、魚以外の生物もすみやすい川の姿を再生する必要があります。
是非一度目を通し、皆様の技術の「ひきだし」に加えられてはいかがでしょうか。
いさぼう便利ツール「魚がのぼりやすい川づくりの手引き書」
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☆ 資格試験トピックス ☆
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本日(10/12)から10月末までの、土木関連の主な資格試験情報は次のとおりです。
― 実施試験 ―
○[10/14] グラウンドアンカー施工士
○[10/15] 1級建築施工管理技士 (実地)
○[10/15] 1級電気工事施工管理技 (実地)
○[10/22] 2級土木施工管理技士
― 合格発表 ―
○[10/20] 1級管工事施工管理技士 (学科)
○[10/20] 1級造園施工管理技士 (学科)
資格試験スケジュールはこちらでチェック! 「資格情報早見表」
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☆ いさぼう今週の更新ページ ☆
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ここでは、今週の更新ページ(工法関連以外)をお知らせします。
■【知取気亭主人の四方山話】−第172話「○○は長命の印?」
今回のテーマを然程悩みもせず早々と決め、珍しく余裕を持って書き出したところに、
とんでもないニュースが飛び込んできた。以前「常軌を逸した人」と形容したあのお方
が君臨する国で、地下核実験を強行したというニュースだ。本当に懲りない国だ。先般
のミサイル発射に続き、世界各国が自制を呼びかけていた中で行った蛮行だ。しかも、
武器としての精度を上げるためには今後も複数回の核実験が必要だと言うではないか。
何とか中止させる方法はないものだろうか。
経済制裁や船舶の臨検などは国際社会に任しておくとしても、ミサイルの標的にされ
ていると噂される日本国民としては、不安が拭い去れるものではない ... つづきはコチラ
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