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『いさぼう技術ニュース』 http://isabou.net/ 平成20年10月23日号
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★ 地質リスク回避へ技術顧問の制度化 ★
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この業界で長年仕事をしていてずっと疑問に思っていることがあります。
それは、地質調査業や建設コンサルタント業の関連会社には多くの地質屋が
いるのに対して、発注者である官公庁やゼネコンに置いてはほんど地質屋さ
んはいないのです。
これらのところでは出身は大学の地質系であっても、就職後地質専門職と
はなっていない、否そのような担当セクションそのものがないのです。
ということは、計画時には業務委託を地質調査業か建設コンサルタント業
にするので問題は少ないのですが、いざ建設時における想定外のトラブルに
対しては、特に地質に関連したことに関しては合理的に解決できる体制造り
が進んでいないのです。地質的なものはよくわからないから変更(工事費)
で解決するという流れの体制のままなのです。
このようなこともあって、今回全国地質調査業協会連合会では、上記の地
質リスクの回避を目的として発注者を支援する技術顧問制度の具体化に向け
た検討を始めます。
これまでにも全地連は上記のような地質リスクを軽減することを目的とし
て、技術顧問制度を提案しています。この制度の具体化に向けた検討が始ま
ります。
同制度は、法務の顧問を弁護士が務めているように、地質については技術
者が発注者の顧問に就き、アドバイスなどを行う制度です。実現に向け技術
顧問の資格認定、契約書や報酬基準のビジネスモデル、自治体との連携など
の課題を検討していきます。
地質リスクは全地連だけでなく、他の団体や機関でも研究に取り組んでい
ます。これらの関係者を組織した学会設立の構想もあるようです。
一方、地質リスクを軽減する方法は他にもあります。
1つに発注者やゼネコンが積極的に地質屋を入社、社員化するとともに、そ
の役割セクションを作ることです。
また1つに、情報化施工(http://isabou.net/index.asp?jump=/theme/keisoku/index_new.asp)
により軽減する方向もあります。
いずれにしても地質リスクの注目度が増しています。
▽いさぼう通達業界ニュース 「地質リスク回避へ技術顧問の制度化」
http://isabou.net/index.asp?jump=/Convenience/aviso/index.asp
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☆ いさぼう今週の更新ページ ☆
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ここでは、今週の更新ページ(工法関連以外)をお知らせします。
■【資格ゲッター】− 『のり面施工管理技術者試験』
http://isabou.net/index.asp?jump=/education/norimen_sekou/menu.asp
「過去問題」:平成20年度「選択問題 傾向と対策」、
「筆記問題 解答例」を掲載しました。
■【会検情報】− 『現場別ミスのポイント』
http://isabou.net/index.asp?jump=/Audit/point/index.asp
平成11年度を掲載しました。
■【斜面技術者が関係する 地盤計測】
http://isabou.net/index.asp?jump=/theme/keisoku/index_new.asp
「切土のり面」、「盛土のり面」掲載しました。
■【ためになる現場話】 − 第31話「高所での現場透水試験に注意」
http://isabou.net/index.asp?jump=/KnowHow/genba/index.asp
ダムやトンネルの調査においては、水源から100m、200m、時には300m位の
標高差のところで現場透水試験をすることがある...
■【経済まめ知識】
http://isabou.net/index.asp?jump=/improve/knowledge/index.asp
本質は自分で見極めるしかありません...
■【知取気亭主人の四方山話】−第277話 「食欲の秋、味覚の秋?」
http://isabou.net/index.asp?jump=/refresh/yomoyama.asp
10月に入り、ここ北陸でも素晴らしい秋晴れが続いている。日中の気温は
「これが10月か?」と思わせるほど高い日もあるが、青空駐車の車は朝露に
濡れるようになり、朝晩はそれなりにヒンヤリとしてきた...
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