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『いさぼう技術ニュース』 http://isabou.net/ 平成23年6月2日号
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--------------------------------------------------------------------- ★ 実際に起こった!地震によるダムの決壊!そして濁流が下流を襲った ★ --------------------------------------------------------------------- 今回の震災では海岸地帯の津波の被害が大きく報道されましたが、3月11日の 本震直後に、内陸部の福島県須賀川市長沼地区で、農業用ダム「藤沼湖」が決 壊し、濁流が下流の集落をのみ込んだ災害が発生しました。 藤沼湖は貯水容量約150万tの灌漑用ダム湖で、1949年に建設されました。 「水と緑のふれあいランド」として四季を通じ家族で自然を満喫できるスポッ トとして周辺には、日帰り温泉やオートキャンプ場、遊技施設もある自然公園 として利用されていました。 ダム堤体の形式は「アースフィルダム」で、高さは約17.5mを有していました。 1957年のダムの設計基準制定以前に建設されており、専門家は老朽化したダム を中心に耐震性を再点検する必要性があると指摘していました。 高さ15mを超すダムが地震で決壊したのは、1854年の安政南海地震で満濃池 (香川県)が破堤して以来ということです。 現地調査結果によれば、湖北東部の堤の長さ約130mのダムがほぼ全域で決壊 しており、川下に向けて右岸の土がすべて流出しており、右岸から決壊が始ま ったとみられています。 「下流の集落では地震が終わってすぐに水が流れて来たという証言があり、巨 大地震の強く長い揺れで亀裂が入って水が噴き出し、ダムが負荷に耐えられな くなったのではないか」と推定されています。また田植え前で湖水位が高かっ たことも要因の一つと考えられています。 東日本大震災(第75報)では、県管理の8つのダムで堤体のクラックなどが確 認・報告されています。 一方、国管理のダムでは大きな異常は確認されていません。 県のダムで変状がでているのは、ほとんどが「アースフィルダム」形式であ り、その一方で国管理のダムは規模的に大きく、「アースフィルダム」形式は 少ないため変状がでていないようです。 斜面関連の技術者としては、最低限、被災の状況把握と原因は説明できるよ う情報入手しておきましょう。 詳しくは下記ページで ▽いさぼう通達、業界ニュース「地震によるダムの決壊」 http://isabou.net/Convenience/aviso/index.asp -------------------------------------------------------------------- ☆ いさぼう今週の更新ページ ☆ -------------------------------------------------------------------- ■【講習会情報】 『環境と景観に配慮した “補強土植生のり枠工「GTフレーム工法」”技術講習会』のご案内 ●中部地区: 平成23年6月22日 (名古屋) ●中国地区: 平成23年6月24日 (広島) [参加費]: 無料 [主 催]: 補強土植生のり枠工協会 ※本講習は、(社)全国土木施工管理技士連合会のCPDSの 学習プログラムとして認定されています 。 ▽詳細・お申し込みはこちら「講習会情報」 http://isabou.net/event/index.asp ■【知取気亭主人の四方山話】−第412話 「趣味」 http://isabou.net/refresh/yomoyama.asp 「あなたの趣味は何ですか?」と問われて、「スポーツ」とか「ローカル線の 旅」、或いは「プラモデルを作ること」等、直ぐに答えられる趣味を持ってい る人が沢山いる一方で、「ボーッとしているのが好きなので、コレと言った趣 味はありません」と答える人も結構いるだろう...Copyright(C) ISABOU. All Rights Reserved.