┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
『いさぼう技術ニュース』 平成24年3月15日号
┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ 2011年度の技術士第二次試験の合格率 ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3月5日、日本技術士会から2011年度の技術士第二次試験の最終合格者が発表
されました。
今回は全体で、受験申込者数34,276人、受験者数26,686人、合格者数3,828人、
合格率 14.3%(受験者に対して)という結果でした。
合格率は年々低下しています。
関係部門別で見ると、以下のとおり、建設は低く、農業、森林は高い結果と
なっています。
受験地別では東京、神奈川といった首都圏が高く、沖縄、四国、宮城が低い
結果となっています。
勤務先別の結果では、官庁、地方自治体は21%以上と5人に1人が合格してい
るのに対し、建設コンサルタントでは11%と、9人に1人の合格と、大きく差が
ついているのが目立ちます。
建設コンサルタントの11%とは、他の職種全てを通しても圧倒的に低い結果
となっており、会社からはとれ!と強制される。ところが忙しくてなかなか
勉強できない・・・といった現状が浮き彫りとなっているようです。
また3月7日に「平成24年度技術士試験合否決定基準」も発表となっています。
おおむね1次試験では50%以上の得点が、2次試験では60%以上の得点が求めら
れています。
■「平成24年度技術士試験合否決定基準」
平成24年度技術士試験の合否決定基準は、次のとおりとする。
T.第一次試験
合格適格者は、適性科目、共通科目、基礎科目及び専門科目(免除される試験
科目を除く)について、次に掲げる全ての要件を満たす者とする。
1.適性科目の得点が50%以上であること。
2.共通科目として選択する2科目の各々について、得点がその科目の平均点以
上であること。
3.基礎科目及び専門科目の各々の得点が40%以上、かつ基礎科目及び専門科目
の合計得点が50%以上であること。
基礎科目を免除される者については、専門科目の得点が50%以上であること。
U.第二次試験
1.筆記試験
(1)総合技術監理部門を除く技術部門
合格適格者は、選択科目及び必須科目の各々の得点が60%以上の者とする。
(2)総合技術監理部門
合格適格者は、選択科目1及び選択科目2の各々の得点が60%以上、かつ必須
科目の得点が択一式及び記述式の合計で60%以上の者とする(免除される試
験科目を除く)。
2.口頭試験
(1)総合技術監理部門を除く技術部門
合格適格者は、経歴及び応用能力、体系的専門知識、技術に対する見識、
技術者倫理、技術士制度の認識その他の得点がそれぞれ60%以上の者とする。
(2)総合技術監理部門
合格適格者は、選択科目及び必須科目(免除される試験科目を除く)に関し、
経歴及び応用能力、体系的専門知識、技術に対する見識、技術者倫理、
技術士制度の認識その他の得点がそれぞれ60%以上の者とする。
たかが60%、されど60%です。取る気にならないと取れません。
気合を入れて申し込んでください。
▽いさぼう通達、業界ニュース
「2011年度の技術士第二次試験の合格率」
http://isabou.net/Convenience/aviso/index.asp
--------------------------------------------------------------------
☆ いさぼう今週の更新ページ ☆
--------------------------------------------------------------------
■【知取気亭主人の四方山話】−第453話「自助、共助、公助」
http://isabou.net/refresh/yomoyama.asp
3.11のあのおぞましい日から、1年が過ぎた。あの日、あの時から、見えてい
なかった、いや見ようとしなかった、日本という国の抱えるリスクや矛盾が、
火山噴火のように噴き出している。日が経つにつれ、噴火は、鎮静化に向かう
どころかその根の深さを浮き彫りにしている..
Copyright(C) ISABOU. All Rights Reserved.