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『いさぼう技術ニュース』 平成24年4月5日号
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★ 平成24年 標準歩掛かりの改正 ★
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国土交通省が、「平成24年 標準歩掛かりの改正」を発表しています。
まず業務関連ですが、「設計業務等標準積算基準書」が改訂され、改訂点は
大きくは以下の2点です。
(1)道路環境調査関連歩掛りの削除
(2)道路施設点検業務歩掛りの新設
改訂内容は以下のページで見ることができます。
▽平成24年度の改訂内容(国交省ページに直リンク)
http://www.mlit.go.jp/tec/sekisan/sekkei/h20kijun.html
次に工事ですが、改正される工種は、
(1)鋼管・既製コンクリート杭打工(パイルハンマ工)
(2)場所打杭工(ダウンザホールハンマ工)
(3)締切排水工
(4)塵芥処理工
(5)アスファルト舗装工
(6)舗装版破砕工(舗装版切断工)
(7)旧橋撤去工
(8)道路清掃工
の8工種が対象で、排出ガス規制に配慮した建設機械の使用を標準化するのが
柱となっています。この結果、単価が従来より1〜2%程度上昇し、締め切り工
の据え付け・撤去時に排出ガス対策型クレーン機能付きバックホウ(2次基準
値)を使った場合は単価が5%上がる計算となります。
建設機械等損料の改正では、運転1時間当たり換算値損料が全機種平均で1%
上昇しました。機種別では、ブルドーザーなどが2%上昇、バックホウなどが
1%の上昇となっています。予定価格に与える影響は直工費ベースでブルドー
ザーが1.7%上昇(100m3を敷きならす場合)、バックホウが0.8%上昇(100m3
を掘削・積み込む場合)となっています。
ダム施工機械損料も改正し、運転1時間当たり換算値損料が全機種平均で8%
上がりました。
このほか、設計業務等積算基準に「道路防災カルテ点検業務」の標準歩掛か
りを制定しています。10月から土木工事で試行を始める「施工パッケージ型積
算方式」の積算基準も新たに制定しました。
▽国土交通省土木工事積算基準等の改正について(国交省ページに直リンク)
http://www.mlit.go.jp/common/000206781.pdf
▽いさぼう通達、業界ニュース「標準歩掛かりの改正」
http://isabou.net/Convenience/aviso/index.asp
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☆ いさぼう今週の更新ページ ☆
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■【知取気亭主人の四方山話】−第456話「食の好みは変わるもの?」
http://isabou.net/refresh/yomoyama.asp
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