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1.自然法面に設置する場合 |
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自在型
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固定型(他工法を含む)
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上図は、自然法面、崩壊法面、既設吹付法面等に設置する自在型・固定型(他工法を含む)の施工例です。
自在型の場合は凹凸部を平らに処理するだけで施工可能ですが、固定型(他工法を含む)ではアンカー角度に合わせた調整コンクリートが必要になります。
※自在型を採用された現場についても、RC受圧板の方向を揃えるために調整コンクリートによる施工を行っているケースが多数有りました。設計・施工時には、平面・断面を立体的に考慮してください。
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▲UP |
2.法面に対しアンカーを斜め横方向に打設する場合 |
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左図の様に測線に対しアンカー打設角度が斜め横方向になる場合は下部敷板を回転させて対応します。この時伝達筒と上部伝達板の向きをアンカーに同調させるので上部伝達板は図の様に菱形と成ります。 鋼製支圧板とアンカーの成す角度は30°以内です。上部伝達板の上のアンカープレートを測線の向きに合わせて設置します。 |
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▲UP |
3.法面角度が一定でない場合 |
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法面が凹凸や湾曲している場合には、伝達筒の長さを替える事により対応出来ます。鋼製支圧板の製作依頼の時に、注文者と販売店が打ち合わせて伝達筒の長さは確認されるシステムとなっています。 |
(1)法面が湾曲又は凹凸の場合の対処
現場担当者(施工業者)は、施工する法面の測量データーをまとめて販売店又は協会へFAX等により報告します。 |
<対応策>
(1)法面角度及びアンカー角度が異なると伝達筒の長さの変更。→詳細図
(2)自在型鋼製支圧板並びに下部敷板の円形開口部寸法の変更。→詳細図
(3)自在台座の楕円状開口部位置の変更。→詳細図
(4)湾曲板と伝達筒設置位置の変更。 |
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(1)伝達筒長変更
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(2)開口寸法の変更
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(3)自在台座の楕円状開口部位置変更
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◎吹き付けコンクリートの天端部処理方法
下図のように法面角度とアンカー角度が直交で無い場合には、上部伝達板天端部又はアンカープレート下端部に吹付コンクリートを摺付けて仕上げを行ってください。
アンカー緊張力が大きく、アンカープレートを350oタイプで施工する場合は、上部伝達板とアンカープレートの間に鉄板をアジャストする事も考慮してください。 |
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アンカープレートがRC受圧板に潜り込む場合は、予め伝達筒を長くする事により対応するのが最もベターな方法です。
その場合、部材を注文する時にアンカープレートが大きいサイズである事をお知らせください。
特にアンカー角度がきつい場合は注意してください。
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