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『いさぼう技術ニュース』 http://isabou.net/ 平成23年7月7日号
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★ 全国で津波想定の見直し始まる・・・技術者への影響は ★
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全国で津波想定の見直しが発表されています。
先ずは太平洋側。これまで考えていなかった東海・東南海・南海の3連動地
震を前提に被害予測や防災体制を見直す動きが出始めています。
愛知県では2003年に定めた「地域防災計画」で太平洋側沿岸部に押し寄せ
る津波の高さを最大6メートルと想定していました。この想定では東海、東南
海、南海地震が同時か短時日のうちに連続して起きる「3連動」型が計画の前
提になっていませんでした。しかし過去には大津波の史料も残っており、国に
先立って被害想定の見直しを進めるようです。
また三重県も同様の見直しを進めています。
関西でも津波想定の見直しをすることが続々と発表されています。先ずは神
戸市。東南海・南海地震による津波の最大想定値を暫定的に2倍に引き上げ、
「地域津波防災計画」の見直しを進める方針を明らかにしました。
東日本大震災を受け、国は津波被害の見直しを進める一方、兵庫県では従来
の2倍を暫定の想定値として地域防災計画を見直すことを決め、神戸市も県の
暫定値を活用し、避難対象地区の見直しや津波防災安全マップの改定などを進
めることにしたようです。
大阪府でも新たな被害シミュレーション結果が発表されました。
東海・東南海・南海の3連動型巨大地震を想定し、最大6メートルの津波が襲
い、大阪市中心部の梅田、難波など繁華街も浸水する想定です。
また日本海側の各地でも、有識者委員会などが編成され、津波想定の見直し
に取りかかっています。
正に全国的に津波想定の見直しがされつつあり、このままいけば全国で統一性
のないハザードが出来上がりそうです。地域別にいい悪いも出そうです。
各自治体ともそれは百も承知でしょうが、国の動きが遅いため仕方のないこと
と考えているようです。
別々の考え方のハザードができたとすれば、その対策に対して国がひも付き
予算をあてがうことはますます変であることから、地方が使い道を決める、正
に地方分権の方向に進んでいくのがいいのだろうと思われます。
題材にもよりますが、地域によって設計の考え方が全く違う・・・そんなこ
ともおきそうです。
技術者にとっても設計に対する考え方を国先導から脱却する転機になるかも
しれません。
一方で林野庁から東日本大震災からの復興に向けたまちづくりで、海岸林を
津波被害の軽減に活用する方針が発表されています。海岸に高さ10〜20mの人
工の丘を造成して樹木を植えて丘の上に道路を整備する案や、沿岸に海岸林と
農地による津波の緩衝地帯をつくり、内陸側に人工の丘を整備して住宅地を守
る案などが提案されています。
土木だけ・・・という知識では顧客ニーズに耐えられなくなってきています。
技術者にとって何から優先して勉強してゆくのか、その見極めによって今後
の方向性が決まっていく本当に大きなターニングポイントです。
詳しくは下記ページで
▽いさぼう通達、業界ニュース
「全国で津波想定の見直し始まる・・・技術者への影響は」
http://isabou.net/Convenience/aviso/index.asp
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☆ いさぼう今週の更新ページ ☆
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「7月の資格試験トピックス」を更新しました。
■【知取気亭主人の四方山話】−第417話 「クールビズ」
http://isabou.net/refresh/yomoyama.asp
熱い日本がまたやってきた。高温と多湿、秋の虫の声を聴くまでは、この二
つの難敵に徹底的に苦しまされることになる。加えて今年は、全国的な「節電
運動」の高まりに合わせ、冷房そのものを止めていたり、冷房温度を例年より
高めに設定したりしているところが多く、汗かき、暑がりにとっては何とも辛
いシーズンの到来となっている...
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