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『いさぼう技術ニュース』 平成24年8月2日号
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★ 防災・減災の観点に立った国土・地域政策 ★
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平成24年7月30日、国土交通省国土政策局国土情報課から、平成24年度
国土政策関係研究支援事業の研究課題の選考結果が発表されています。
この国土政策関係研究支援事業は、国土政策局で実施している事業で、
国土計画・国土政策等に関する調査・研究を行う若手研究者に対して、
研究課題を広く公募し、提出された研究企画案を審査の上、優秀な研究企画案
に対し、研究委託の形式による研究助成を行っているものです。
このような国が先導する研究テーマは、時代に何が求められているか、
土木はどこに向かおうとしているのかが見え、技術者としての引き出しを
増やす情報となります。
今回の応募では、国土政策・国土計画上の重要課題をあらかじめ指定課題と
して設定し、5月10日に大学、研究機関、NPO法人等に所属している若手研究者
を対象として研究企画案の公募を開始し、6月12日に締め切ったものです。
今回の採択件数は10件で、指定課題別では以下の通りです。
・指定課題1:防災・減災の観点に立った国土・地域政策 4件
・指定課題2:低炭素・循環型の地域づくりを考慮した国土・地域政策 0件
・指定課題3:多様な主体の連携による国土・地域政策 1件
・指定課題4:地域活性化に資する国土・地域政策 5件
・その他 :その他国土・地域政策に関する研究 0件
我々の世界に近い「防災・減災の観点に立った国土・地域政策」に着目する
と、防災をはじめとする都市社会の評価方法の関する研究が2件、これらは
今後計画されていく様々な整備・対策の必要性や優先順位の策定に役立って
いくものと考えられます。作成される具体的な評価法そのものもそうですが、
その途中段階の考え方などが大いに参考となると思われます。
またその他の2つは震災関連から生まれたテーマで、1つは”地盤の液状化”
にターゲットを当てた、地盤の3次元モデルと液状化危険度評価結果の情報
配信システムの研究であり、もう1つは、震災時における人々の避難・移住・
帰還に至る一連の行動を説明するシミュレーションモデルを構築し、モデルの
適合性を評価する研究となっています。いずれも土木技術者にとっては直接的
に有用というよりも、切り口として理解しておかなければならない情報となり
ます。
平成25年3月を目途に、研究成果の報告会の開催を予定しているそうですので、
公開されたらその内容をまた紹介したいと思います。
▽いさぼう通達、業界ニュース「防災・減災の観点に立った国土・地域政策」
http://isabou.net/Convenience/aviso/index.asp
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☆ いさぼう今週の更新ページ ☆
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■【資格情報早見表】
http://isabou.net/education/qualifying/index.asp
「8月の資格試験トピックス」を更新しました。
■【資格ゲッター】−『地すべり防止工事士』
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「まとめて勉強」に平成21〜23年の問題を追加しました。
■【知取気亭主人の四方山話】−第473話「ハチ騒動」
http://isabou.net/refresh/yomoyama.asp
「月日が過ぎ去るスピード感覚は年齢分の一」と言われているが、
そのせいか今年は昨年より早く八月がやってきた。その八月と言えば?
そう夏休みだ...
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