01 土木造成設計業務
太陽光発電所 各種法令・自然環境への配慮・最小限の建設コストを考えた計画
風力発電所 発電所の造成、アクセス道路の設計を3Dで検討
太陽光発電所造成設計
FS検討において、発電容量に必要となるパネル配置面積を確保すること、更に周辺の景観・環境に配慮したうえで、より経済的となる土木造成になるようシミュレーションを重ねご提案いたします。
■太陽光発電所設計業務
- 土木造成の概略設計並びに概算工事費の作成
- 林地開発に対応した土地利用計画図の作成と土量バランスの検討
- 排水におけるネック点・放流先の調査から排水施設や調整池構造の検討
- 盛土・切土斜面の安定解析(円弧すべり)
- 連系変電所の造成計画と基礎構造物の検討
変電設備等搬入に伴う大型車両の進入路検討
横断面図
風力発電設備造成設計
数多く公共工事の林道設計に携わってきた弊社は、山岳部における道路設計が最も得意とする分野です。
その知見を生かすことのできる山岳部での風車運搬の管理用道路設計では、効率の良い最良の道路線形をご提案することができます。
- 環境負荷の少ない緑化擁壁やのり面安定製品を自社で製造販売しており、造成工事におる工種の最適化が図れます。
そのため、建設コストを意識した現実的な設計が可能です。
- 環境アセス助成にも対応、環境省はじめ各種委員会にも協議対応いたします。
- 令和5年5月から「盛土規制法」が施行され、盛土に対しより厳しい管理・品質が要求されるようになってまいりました。
弊社は、数多くの補強土検討で培ったノウハウから、より安全な盛土構造物の設計・管理をご提案します。
02 自営送電線の設計・施工
発電所から電力連系地点に至る自営送電線の設計、関係法令のチェック、必要な許認可取得から施工まで、トータルにサポートいたします。
最適な自営送電線ルートの選定
太陽光や風力で発電した電気を消費者へ届けるためには、発電所から既設送電網の電力連系地点まで自営送電線を敷設する必要があります。
この自営送電線は、ときに数十kmにおよぶこともあり、建設コストや工程に大きく影響するばかりではなく、全延長で定められた許可を取得しなければなりません。
私たちは、地域住民への影響、景観性、経済性、施工性を検討し、最適な自営送電線ルートをご提案いたします。
POINT 1
経験豊富な
技術者によるスピード対応
経験豊富な技術者を派遣し、短時間で最適ルートを導き出します。
関係法令のチェックから許認可取得まで、スピーディに対応いたします。
POINT 2
発電所や変電所の
土木設計まで対応
発電所や変電所の土木設計が可能です。
自営送電線の起点から終点まで、ワンストップで対応いたします。
POINT 3
最新技術を駆使し、
工程を大幅に短縮
MMS(モービルマッピングシステム)やドローン測量をはじめとする最新技術を利用します。
短時間かつ安価に測量することができます。
03 蓄電所計画の調査・設計
太陽光発電所の場合、晴天の昼間はモジュールが発電し続けますが、雨天や夜間には発電することができず、発電量の調整ができないことが課題とされてきました。
近年は、電気を安定して供給するための
有力な担い手として、蓄電所が注目されています。
土地造成と運搬経路の計画
蓄電所は、基本的に平坦地に計画することが多く、切土や盛土を最小限に抑えた計画になる傾向があります。
しかし、忘れてはならないことが蓄電池や電気設備を運搬するための輸送路チェックです。これら重量物の輸送には、一般的に大型の低床トレーラーを使用いたしますが、道路の走行ルートが重要な項目のひとつになります。
当社では土地造成や道路の拡幅計画はもとより、車両の走行軌跡、重量物を積載したときの公共構造物(橋梁など)の安定性を確認し、蓄電所の計画から建設までをサポートいたします。
基礎地盤と基礎構造の検討
■基礎地盤の検討
蓄電池や電気設備は重量構造物であり、十分な支持力を有する地盤に設置しなければなりません。そのためにも、地盤の強度を確認することは必須です。
当社では、現地に応じた地質調査計画をご提案いたします。調査ボーリングや原位置試験を実施し、その結果から地盤の許容支持力を求めます。
■基礎構造物設計
地盤の許容支持力を用いて、蓄電池および電気設備の基礎構造を検討いたします。もし安定性が確認できなかった場合は、地盤改良なども検討いたします。
04 災害復旧に関する調査・設計
地震・豪雨災害は日本全国至るところで発生し猛威を振るっており、太陽光発電所においても多くの被害が報告されています。
発電所災害復旧のコンサルティング提案
地震・豪雨災害による被害は、のり面の崩落・敷地のクラック・水路と化したガリ侵食…と様々な事象が発生しており、現地に合った復旧提案が必要です。
当社は、適切な調査方法を提案し原因を究明し、迅速な復旧検討を行うことで、皆さまの発電所がこれからも先より安心安全に発電できるよう、土木造成面においてコンサルティング提案いたします。
■地震による被災 復旧例
■豪雨による侵食 復旧例
当社は、公共工事において、数多くの擁壁計画や災害復旧に関する検討を行ってきた経験(約3,000件以上の実績)から“土” “水”に関する調査方法・設計解析方法〜施工に至るまで熟知しており、その知見から現場に合った安全で経済的な復旧方法をご提案いたします。
05 発電所における災害復旧及び予防工事
発電所運転開始後に行う土木工事(災害復旧・防除工事など)は、モジュール等が配置されているため、建設時と異なり建設機械等の制約を大きく受けます。
そのため、現場では安全且つ経済的で施工可能な復旧方法が求められます。
工事実績
■工種:排水復旧工事
■概要:侵食箇所を有効管と砕石で盛土し復旧
豪雨により大きなガリ侵食が発生した。
自然にできた水みちには雨水が流入しても良いよう、排水機能を持たせ埋戻しを行った。
■工種:切土法面復旧工事
■概要:鉄筋挿入工+ネット工
発電所調整池の法面が崩落し調整池に大量の土砂が流入した。
そのため崩落面を鉄筋挿入工で補強した。景観を考慮し緑化可能な工法で施工を行った。