斜面・のり面に対する小〜中規模の崩壊対策については、補強材+GTF受圧板による地山補強土工で対応するものとし、地山補強土間における表層部の中抜けに対しては、GTフレームのり枠で対応するものとして設計を行います。
地山補強土工の設計は、NEXCO「切土補強土工設計・施工要領」及び(公社)地盤工学会「地山補強土工法設計・施工マニュアル」に基づくものとします。また、GTフレーム工法の設計は、補強土植生のり枠工協会「GTフレーム工法設計・施工の手引き」もしくは(一財)土木研究センター「GTフレーム工法設計・施工マニュアル」に基づくものとします。
■のり面工の低減係数
地山補強土の設計で用いるのり面工の低減係数μは、NEXCO「切土補強土工設計・施工要領」を参考に、
標準としてμ=0.7を適用します。ただし、補強材長さが4.0mを超える場合は、算定した上で低減係数を求めるものとします。