KJS除去アンカー工法

概要

KJS(KOWA JACKING SYSTEM)除去アンカー工法とは、

アンボンドPC鋼より線(PC鋼より線とポリエチレン被覆の間にグリスを充填したもの)を使用し耐荷体の先端部に巻きかけて、これを複数組み合わせることでテンドンを構成するアンカー工法です。

 アンカーに作用する導入力は、KJS緊張装置DPH(差動緊張装置)によって均等な分散圧縮力を支持地盤へ伝達します。
 また、定着前に行う品質を保証する試験が施工しやすい機能を有し、PC鋼より線の除去はレッカーや高速油圧ジャッキなどにより行うことができ、極めて効率的で信頼性の高い除去アンカー工法です。

耐荷体

■耐荷体

本工法における利点とその特徴

DPH(差動緊張装置)によって各耐荷体に掛かる荷重は均等になります。
KJSジャッキにより、緊張試験と定着を連続して行えます。
テンドン構成部品が少なく簡素です。
除去が容易で確実にできます。
工法概要図

アンボンドPC鋼より線

アンボンドPC鋼より線

PC 鋼より線 JIS 規格

PC鋼より線
SWPR7B
呼び名
(mm)
引張り荷重
kN / (tf)
降状荷重
kN / (tf)
伸び
%
リラクセーション
%
7本より 12.7 183/(18.70) 156/(15.90) 3.5以上 2.5以下
15.2 261/(26.60) 222/(22.60) 2.5以下

耐荷体の配置

 耐荷体は、使用するアンボンドPC鋼より線の数に応じてAタイプ、Bタイプを選択してその配置を決めます。 使用する耐荷体の数は、Bタイプは6個まで、Aタイプについては2個までとし必要な時は設計荷重の見直しなど、対象地盤に合わせた設計を行います。

通常の地盤(N値<50を目安とする)

A=ダブル B=シングル

  第1 第2 第3 第4 第5 第6
J5-2
J5-4
J5-6
J5-8
J5-10
※J5-12
※J6-10

※J5-12及びJ6-10は、充分な検討が必要なため、設計の際には御相談ください。

地盤が強い時(N値≧50を目安とする)

A=ダブル B=シングル

  第1 第2 第3 第4 第5
J5-2
J5-4
J5-6
J5-8
J5-10
J5-12
J5-12
J6-10

※Aタイプ使用…強い地盤(N値50以上)かつ礫質土等の良好な地盤の場合。
注)N値50以上であっても、砂質地盤、粘性地盤、高水圧地盤等では所定の強度が得られないようなケースも出てくるので充分検討が必要である。

設計荷重・最大試験荷重表

アンカータイプ 削孔径
(mm)
PC鋼より線
SWPR7B
鋼材断面積
mm2
設計荷重
kN/(tf)
最大試験荷重
kN/(tf)
J5-2 φ135φ12.7×2 197.42 214/(21.8) 252/(25.6)
J5-4 φ135φ12.7×4 394.84 428/(43.6) 504/(51.2)
J5-6 φ135φ12.7×6 592.26 642/(65.4) 756/(76.8)
J5-8 φ135φ12.7×8 789.68 856/(87.2) 1008/(102.4)
J5-10φ135φ12.7×10987.10 1070/(109.0) 1260/(128.0)
J5-12φ135φ12.7×121184.52 1284/(130.8) 1512/(153.6)
J6-10φ165φ15.2×1013871526/(155.6)1798/(183.3)

施工例

KJS除去アンカー工法は、あらゆる土木・建築工事の山留めアンカー工法として数多く適用されています。

調整池工事

調整池工事 施工例1
調整池工事 施工例2

建築工事

建築工事 施工例1
建築工事 施工例2

その他の工事

その他の工事 施工例1
その他の工事 施工例2

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