パイルロックフェンス-Plus工法(PRF-Plus工法)は、現場で組み立てる三重鋼管形式の支柱を採用した高エネルギー吸収型落石防護柵で、搬入時における長尺部材の長さと重量を抑えることにより、狭隘地での施工にも柔軟に対応できる工法です。
● 三重鋼管構造の杭式防護柵
支柱は地中杭部と一体構造とした三重鋼管合成杭(外側鋼管径φ165.2mm)を採用しており、衝撃に対して強い曲げ耐力を有しています。
● 実験による性能確認
支柱の静的載荷試験、実構造体での実規模実証実験による性能確認を行っており、最大210kJまでの落石エネルギーに対する防護性能を確認しています。
● 脆弱地盤への対応
外側鋼管で孔壁を保護しながら削孔(最大削孔径φ216mm)ができるため、孔壁が自立しない地盤でも施工が可能となっています。
● 最小限の用地で施工が可能
杭基礎構造であるため、用地と樹木伐採が最小限に抑えられ、掘削やコンクリート工事が不要な、環境負荷低減・工期短縮型工法です。
● 狭隘地での部材搬入が容易
支柱を構成する三重鋼管は、設置位置で組み立てるため、狭隘地など搬入条件が厳しい現場においても、部材搬入による施工の制限を最小限に抑えることが可能です。