早いもので、1年を振り返る時期が来ました。
令和2年、国土交通省は、発足して20年目の節目を迎えることなどから、既往の調査や国民意識調査を整理・分析して、
- 土砂災害の発生回数は、1990〜2009年の約1,000件/年から、2010年以降は約1,500件/年と1.5倍に増加、2018年は過去最多の3,459件
- 2076〜2095年において、1980〜1999年と比べ、年平均気温最大4.5℃上昇、1日降水量200mm以上の年間日数2倍以上
- 南海トラフ地震や首都直下地震が30年以内に70%程度の確率で発生
- 地方圏の約9割のバス事業者が赤字など、地方公共交通の衰退が懸念
- 2050年には、人口1万人未満の市区町村で人口が半減(2015年との比較)
等の問題が浮上したことから、「激甚・頻発化する災害への対策」、「地域の移動手段の確保」等を、今後、国土交通行政が向き合うべき課題として取り上げていました。
そして、7月には「総力戦で挑む防災・減災プロジェクト」をとりまとめました。
https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/sosei_point_tk_000034.html
その中でも本年も令和2年7月豪雨や台風第10号など、全国各地で激甚な災害が発生しました防災への備えがさらに重要化される年にもなりました。
一方で、我々技術者を襲ったのはコロナ禍における作業方法などの転換でした。
建設業界でも在宅勤務を本格化させ、テレワークを進展させなければならない局面を迎えました。
一見相いれないように見えた建設業界のテレワークも徐々に浸透し、問題点も見えてきています。
いさぼうネットでもこれに関して以下の情報をお届けし、多くのアクセスをいただきました。
日付 |
テーマ |
3月5日号 |
新型コロナウイルス緊急対策! 今すぐ使える無料テレワークツール2選と補助金情報
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4月9日号 |
シリーズコラム『よろずIT・ネットワーク情報』 新型コロナウイルス緊急対策 <その2>緊急テレワーキング事始め!
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4月16日号 |
新型コロナウイルスの影響による − 資格試験の実施状況 −
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5月21日号 |
新型コロナウイルス緊急対策<その3>ローコストでも強力なテレワークツール
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6月11日号 |
新型コロナウイルス緊急対策<その4>Gmailに標準装備となった「Google Meet」
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7月16日号 |
新型コロナウイルス緊急対策 <その5>少し見えてきたポストコロナの世界
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10月15日号 |
大容量ファイル送信におすすめのファイル転送サービス
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技術者の中には、打ち合わせがWEB会議になったことによって、移動時間が無くなり、むしろ有効な作業時間は増えているという話もよく聞きます。転換期となっているのは間違いないようです。
他業種では、失業などの問題が出ていますが、建設業ではコロナ禍でも相変わらず人不足、技術者不足が続いているようです。忙しいですが、必要とされていると感じての業務の遂行には充実感が伴えるのではないでしょうか。
1年間、ご愛顧ありがとうございました。よいお年をお迎えください。
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