いさぼうネット
こんにちはゲストさん

登録情報変更(パスワード再発行)

  • rss配信いさぼうネット更新情報はこちら

令和6年能登半島地震情報

令和8年7月16日

9. 「令和6年能登半島地震から2年半」 〜 ポケモンとともに歩む能登 〜

 令和6年能登半島地震の発生から、2年半が経ちました。

 被災地では、道路や河川、まちづくりなどの復旧・復興事業が進められています。能登の生活や観光を支える重要な幹線道路である国道249号では、輪島市内の全線で一般車両の通行が可能となるなど、能登各地へのアクセスが徐々に改善しています。一方で、現在も各地で復旧工事が続いており、復興への歩みは今もその途上にあります。

 そうした中、復興に向けて歩み続ける能登に、新たな笑顔とにぎわいを生み出す取り組みとして、2026年7月7日に誕生した「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」をはじめとし、ポケモンとのコラボレーションが展開されています。

 今回は、その取り組みの内容をご紹介するとともに、ポケモンたちが出迎えてくれる能登の新たな風景を、いさぼうネット事務局員が手分けして各地を訪れ、今話題のポケモンスポットを写真で巡りながら、復興へ向かう能登の「いま」をお伝えします。

1.ポケモンとともに歩む能登

石川県と一般財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団は、令和6年能登半島地震で被災した子どもたちをはじめ、地域の方々に笑顔を届けるとともに、観光を通じて能登に活気やにぎわいを取り戻すため、連携してさまざまな取り組みを進めています。

この財団は、東日本大震災直後に株式会社ポケモン社員の有志の皆さんの活動から設立され、以来、こどもの災害対策支援活動などを行っています。

その取り組みは、空港や交通機関、観光スポットにとどまらず、能登の文化や特産品、子どもたちの遊び場などにも広がっています。

1-1. のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港

取り組みの象徴の一つが、2026年7月7日に誕生した「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」です。能登の空の玄関口である「のと里山空港」が、世界で初めてポケモンの名を冠した空港として、2029年9月30日までの期間限定でリニューアルオープンしました。

空港内外には、ピカチュウをはじめとする数多くのポケモンが登場し、能登を訪れる人々を出迎えています。また、ポケモンをデザインしたオリジナル商品やメニュー、スマートフォンで楽しめるショート動画など、空港全体でポケモンとの出会いを楽しめる工夫が施されています。

のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港
たくさんのポケモンたちと会えるはじまりの場所に設置されている
(2026年7月15日 編集部撮影)

▽「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」(「おいでよポケモンのとめぐり」 石川県)
https://noto-pokemon.pref.ishikawa.lg.jp/airport/

1-2. ポケモンと巡る能登半島

能登半島では、ポケモンと一緒に地域を巡る観光企画「おいでよ!ポケモンのとめぐり」が展開されています。空港をはじめ、駅、温泉地、水族館、道の駅、海辺の観光地など、能登各地にポケモンのモニュメントや装飾、フォトスポットが設けられています。七尾市の和倉温泉では、震災後に休業していた足湯施設が「わくらポケモン足湯」として生まれ変わるなど、既存の観光施設を活用した取り組みも進められています。

また、2026年7月7日から2027年3月7日までは、能登半島の20か所を巡るスタンプラリーも開催されています。地域ごとに異なるポケモンが描かれたマンホール蓋「ポケふた」7か所と、観光地13か所にスタンプが設けられ、集めた数などに応じてオリジナル賞品を受け取ったり、抽選に応募したりすることができます。

あわせて、2026年9月27日までは、能登のポケモンスポットや、観光地でポケモングッズとともに撮影した写真をInstagramに投稿するフォトキャンペーンも実施されています。ポケモンをきっかけに能登各地を訪れ、地域の風景や魅力に触れてもらう取り組みとなっています。

のと鉄道穴水駅
スタンプラリーやフォトキャンペーンも開催中
(2026年7月11日 編集部撮影)

▽「おいでよ!ポケモンのとめぐり」(石川県)
https://noto-pokemon.pref.ishikawa.lg.jp/

1-3. ポケモンが彩る能登の交通

能登では、目的地だけでなく、移動中もポケモンとの旅を楽しむことができます。

のと鉄道では、能登半島の豊かな自然をイメージした車体に、ポケモンを描いた「のと鉄道 POKÉMON with YOU トレイン」が運行されています。また、穴水駅、能登中島駅、七尾駅では、駅名標や乗り場周辺にポケモンの装飾やフォトスポットが設けられ、列車に乗る前後にもポケモンたちとの出会いを楽しむことができます。なお、2026年7月現在は車両検査などのため運休しており、8月上旬から運行を再開する予定です。

さらに、7月18日からは、和倉温泉バスのりばを発着点として、空港、やなぎだ植物公園、見附島、穴水駅など、能登各地のポケモンスポットや「ポケふた」を巡る予約制の「ポケモンのとめぐりバス」が運行を開始する予定です。あわせて、金沢駅・空港・輪島市を結ぶ既存の「能登方面特急バス」にも、ポケモンをデザインした車両が登場します。いずれのバスも車体と内装がポケモンで彩られ、能登方面特急バスでは、ポケモン仕様の特急バス乗車券も用意されます。車内外の随所でポケモンたちが出迎え、能登を訪れ、各地を巡る移動そのものも旅の楽しみとなります。

能登各地でポケモンたちが出迎える(写真は「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」)
(2026年7月15日 編集部撮影)

▽「ポケモン」ラッピングバス(7月18日運行開始)(北陸鉄道株式会社)
https://www.hokutetsu.co.jp/pokemon/

▽「ポケモンたちといっしょに能登を旅しよう!−のと鉄道 POKÉMON with YOUトレイン」(のと鉄道株式会社)
https://nototetsu.jp/pokemon/

▽「のと鉄道 POKÉMON with YOUトレイン」(一般財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団)
https://www.pokemon-foundation.or.jp/news/82/

1-4. 地域の文化や産業とのコラボレーション

ポケモンとのコラボレーションは、能登の文化や産業にも広がっています。

輪島市では、地域の祭りで運行される「こどもキリコ」をもとに、「ポケモンこどもキリコ」が制作されました。行灯には復興応援アート「あかるいみらい」が使われ、ピカチュウやニャオハ、ホウオウなど、数多くのポケモンが描かれています。2025年10月から能登6市町で巡回展示が行われ、2026年7月からは空港内に展示されています。能登の祭りが行われる際には各地へ出張し、祭りを盛り上げます。

能登町のやなぎだ植物公園では、2026年8月8日に、屋内遊具施設「ポケモン なかよしハウス in のとちょう」がオープンする予定です。能登の自然や星空、川、海をイメージした空間に、ポケモンの特徴を生かしたすべり台やスイングなどの遊具が設けられます。

また、能登の魚醤「いしり」をはじめ、輪島プリン、志賀町のころ柿、ブルーベリージャムなど、地域の特産品とポケモンがコラボレーションした能登半島応援商品も登場しています。ポケモンを通じて能登の食や地域産品を知ってもらい、商品の購入を地域への応援につなげる取り組みです。

このほか、輪島市では、地域に設置された「ポケふた」を蒔絵で表現した一点物の「輪島塗蒔絵皿」が制作され、2026年7月下旬から道の駅輪島「ふらっと訪夢」で特別展示される予定です。

「ポケモンこどもキリコ」に乗り、楽しそうなポケモンたち
「ポケモンこどもキリコ」に乗り、楽しそうなポケモンたち
(2026年5月24日 編集部撮影)

2.現地報告 ―ポケモンと巡る能登のいま―

 ここからは、ポケモンたちが出迎えてくれる能登各地の新たな風景を、写真とともに紹介します。

2-1. ポケモンたちが出迎える能登の風景

① 輪島市「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」

空港に足を踏み入れると、館内外のさまざまな場所でポケモンたちが出迎えてくれます。2階の吹き抜けには、大きなピカチュウと飛行機のバルーンが浮かび、空港を象徴する見どころとなっています。また、空港にちなんだ「ひこうタイプ」のポケモンをはじめ、案内サインなどの細かなところにもポケモンの姿を見ることができます。空港全体を巡りながら、どこにどんなポケモンがいるのか探すのも楽しみの一つです。

のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港
大きなピカチュウと「ひこうタイプ」のポケモンたちが飛び交う
(2026年7月15日 編集部撮影)
のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港
ポケモンいっぱいのお食事処「レストランあんのん」のメニュー
(2026年7月15日 編集部撮影)
② 穴水町「のと鉄道穴水駅」

穴水駅では、正面出入口に設けられた色鮮やかなゲートで、たくさんのポケモンたちが訪れる人を出迎えます。駅のコンコースには「POKÉMON with YOU トレイン」をデザインした顔出しパネルも設置され、ポケモンと一緒に記念撮影を楽しむことができます。

のと鉄道穴水駅
ポケモンたちに歓迎される、正面出入口に設けられた色鮮やかなゲート
奥に見えるのは、アニメ「花咲くいろは」ラッピング電車
(2026年7月11日 編集部撮影)
③ 志賀町「世界一長いベンチ」

志賀町の名所で、かつてギネス世界記録にも認定された「世界一長いベンチ」では、ピカチュウとカイデンをはじめ、「でんきタイプ」のポケモンたちが訪れる人を出迎えます。展望台にはデジタルフォトスポットも設けられ、ポケモンたちがベンチに並んでいるような写真を撮影できます。

「世界一長いベンチ」
かつてギネス世界記録にも認定された「世界一長いベンチ」
(2026年7月11日 編集部撮影)
デジタルフォトスポット看板
デジタルフォトスポット看板(写真左)、看板側面(写真右)
(2026年7月11日 編集部撮影)
④ 七尾市「わくらポケモン足湯」

和倉温泉の「わくらポケモン足湯」では、ピカチュウやギャラドス、ニョロモ、ニョロトノなど、さまざまなポケモンのモニュメントが訪れる人を出迎えます。壁面にも多くのポケモンが描かれており、美しい景色を眺めながら温かい湯に足を浸し、旅の疲れを癒やすことができます。また、2026年7月には、ポケモンがデザインされたオリジナルタオルの発売も予定されています。

「わくらポケモン足湯」正面出入口
さまざまなポケモンのモニュメントとつかる「わくらポケモン足湯」
(2026年5月24日 編集部撮影)
コダックとクワッスのモニュメントと足湯
すっかり足が回復し、クワッスの横に席替えしたコダック(写真左)
(2026年5月末時点で左足が破損していた)
(2026年7月11日 編集部撮影)
⑤ 七尾市「のとじま水族館」

のとじま水族館には、ピカチュウや「みずタイプ」のポケモンたちが集まるフォトスポットが設けられています。美しい能登の海を背景に、ポケモンたちと一緒に記念撮影を楽しむことができます。

「のとじま水族館」ポケモンフォトスポット
「みずタイプ」のポケモンたちが集まるフォトスポット
(2026年5月24日 編集部撮影)
⑥ 珠洲市「えんむすびーち」

珠洲市のシンボル・見附島を望む「えんむすびーち」には、人やポケモンとの結びつきを感じさせるニンフィアを中心とした「ニンフィア with LOVE」モニュメントが設置されています。近くには、ハート形のラブカスをデザインしたベンチもあり、見附島を背景にポケモンたちと一緒に記念撮影を楽しむことができます。

「ニンフィア with LOVE」モニュメント
「ニンフィア with LOVE」モニュメント
(2025年11月1日 編集部撮影)
ハート形のラブカスをデザインしたベンチ
令和8年6月10日に誕生したハート形のラブカスをデザインした「ラブカスベンチ」
(2026年7月15日 編集部撮影)
【ポケモンスポット位置図】
写真位置図作成支援ソフト フォーマップで作成
出典:地理院タイルに写真位置を追記して掲載

2-2. 石川県内の「ポケふた」を巡りました

 いさぼうネット事務局員が手分けして各地を訪れ、石川県内に設置されているすべての「ポケふた」(マンホールの蓋)を巡りました。地域ごとに異なるポケモンや風景が描かれた、個性豊かな「ポケふた」をご紹介します。

[輪島市]のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港内のポケふた
[輪島市]のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港内
[珠洲市]見附島 朝日の広場内のポケふた
[珠洲市]見附島 朝日の広場内
[輪島市]道の駅輪島(ふらっと訪夢)のポケふた
[輪島市]道の駅輪島(ふらっと訪夢)内
[七尾市]湯っ足りパーク内のポケふた
[七尾市]湯っ足りパーク内
[志賀町]世界一長いベンチ 付近のポケふた
[志賀町]世界一長いベンチ 付近
[能登町]やなぎだ植物公園内のポケふた
[能登町]やなぎだ植物公園内
[穴水町]のと鉄道 穴水駅前のポケふた
[穴水町]のと鉄道 穴水駅前
[金沢市]国立工芸館前のポケふた
[金沢市]国立工芸館前
石川県内に設置されているすべての「ポケふた」を撮影しました!
(2026年7月11〜15日 編集部撮影)
【ポケふた位置図】
写真位置図作成支援ソフト フォーマップで作成
出典:地理院タイルに写真位置を追記して掲載

8.「令和6年能登半島地震から2年」 [2026.01.22公開]

7.「令和6年能登半島地震から1年」 [2025.01.16公開]

6.「令和6年能登半島地震から300日」 [2024.10.24公開]

5.「令和6年能登半島地震から半年」 [2024.07.04公開]

4.「令和6年能登半島地震から100日」 [2024.04.11公開]

3.「令和6年能登半島地震から70日」 [2024.03.14公開]

2.「令和6年能登半島地震から30日」 [2024.02.08公開]

1.「令和6年能登半島地震から10日」 [2024.01.11公開]

Copyright(C) 2002- ISABOU.NET All rights reserved.