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吉田博の落石研究室
【特別号】 落石対策における現状と今後の展望
 
 

3. 国外の落石防護工

ヨーロッパでは約十年かけてヨーロッパ技術認証機構によって落石防護柵の実験基準が認証されました。アメリカ・カナダではTRBの分科会で検討していますが、報告書はでていないようです。  

国外の防護工 (スイス : Geobrugg社)

(1).円形の鋼管内にワイヤロープを通し、一定以上の張力が発生すると鋼管の径が収集し、エネルギーを吸収します。
(2).ネット面は、絡み合ったリングと菱形金網から構成されています。

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国外の防護工 (フランス)

(1).アンカーから緩衝金具を介して伸ばされたロープが、支柱頭部に開けられた孔を通して防護ネットを吊り下げます。支柱はアンカーから別ロープで支持 。
(2).フランスでは、この型式の落石防護柵が多用されています。わが国にも導入されています。
(3).フランスの山間部では、この種の防護柵で幾重にも防護されています。
(4).標高の高い場所でも、落石防護柵がしっかりと設置されています。

 

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国外の防護工 (イタリア)

(1).イタリアのサブォア地方では、確認実験なしで多種多用な落石防護柵を設置。
(2).パイプの圧縮座屈にエネルギー吸収を期待したイタリアのサブォア地方の防護柵
(3).水平と鉛直方向のワイヤロープで構成されたネット面を有する防護柵交差部分の留金具に問題があるという人も!
(4).イタリア・トリノ工科大学のPeila教授の落石実験施設(標高差40m)この種の実験場はフランス、スイスも有しているが、わが国には無い。
(5).

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国外の防護工 (アメリカ・カナダ)

(1).アメリカ・カナダでは、斜め45°にワイヤロープを交差させたネットを使用やはり、やはり交点の締付け金具に問題があるようです。 
(2).路側の防護柵(小石程度を防護?)

 

ワイヤロープをループさせ、交点を締付けることによりエネルギーを吸収させる。
(3).問題の交点の締付金具(衝撃で吹き飛ぶことも!)
(4).極めてやさしい落石防護柵 延長端部の控えロープにはばねが!
(5).補強土による落石防護壁。
Ditchと呼ばれる側溝。側溝にも落石対策工として重要な役割を果たしており、設計基準がある。
(6).アメリカの落石実験場は、実斜面を使用している。落石の回転エネルギーを考慮すべきと主張している

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国外の防護工 (スイス)

(1).景観を配慮したロックシェッド
(その1)
(2).景観を配慮したロックシェッド
(その2ー1)

 

(3).景観を配慮したロックシェッド
(その2ー2)
(わが国でもこのような構造を採用しているところもあるが、あまり良くない。)
(4).スイスの片持式ロックシェッド(湖畔に映える)
(5).スイスのロックシェッド

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国外の防護工 (オーストリア)

(1).オーストリアのロックシェッド(谷側の地盤が強固?)

(2).オーストリアのロックシェッド
(ヨーロッパでは、スイス、オーストリアを除いて大規模なロックシェッドは無いようです。)

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国外の防護工 (カナダ)

カナダのロッキー山脈の雪崩・落石防護工

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